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山猿

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ブンブン丸

「52・0キロ契約10回戦」(2009年5月13日@後楽園ホール)
WBA世界Sフライ級11位:亀田大毅(亀田)○判定●WBA世界ミニマム級13位:ブンブン東栄(一力/比国)
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やはり亀田とはこんなものなのかと思う。
復帰後、着実に進歩を見せていた亀田大毅だが、ボディを叩いたところで倒れてはくれず、パンチを打ち返してくる相手と対峙するとまったく魅力のないボクサーになってしまう。挙げ句、勝利者インタビューまでもが支離滅裂になってしまった。

本来、戦うはずだった元東洋フライ級王者・小松則幸の不慮の事故死により代わって対戦することになったガブリエル・プマール改めブンブン東栄は、23歳のフィリピン人選手。元WBCインターナショナル・ミニマム級王者であり、今回から一力ジムに移籍し、日本を拠点に活動することになった輸入ボクサーだ。
大毅はWBCではフライ級の14位にランキングされているものの、Sフライ級でも相当に大きいあの骨格ではもはや112ポンドに落とすことは不可能と見る。よって、今回は実質三階級差のある選手による対戦だったと考える。実際、大毅の勝因は体格面での優位を活かしたものとしか言いようがない。とにかく押し勝って、攻勢を維持した結果だ。

強引に押し込んで左ボディから左フックを返せば試合が終わると考えていたのか、序盤の大毅は威勢良くプレスをかけていたが、ロープを背負いながらも巧みなボディワークで決定打を許さない東栄を攻め落とせない。6回には逆に大毅が右ロングアッパーを浴び、鼻血を流す。その後は窮屈なまでに顔面を両ガードで固めて単発の左フックを打つだけのスタイルに移行。かつては試合後にリング上で歌謡曲をよく歌っていたが、ボクシングにおいてはリズム感に乏しい大毅だけに一度膠着状態に陥ってしまえば、もう展開を変える術は持たず、ガードを固めて前に出るだけで手数が出ないという凡戦のまま試合は終わった。完勝でもなければ、負けてもいない。98−94×2、99−94というスコアは妥当。

しかしわざわざ数階級下の選手と対戦しているのだから、もう少し自分の耐久力と練習量に自信を持ってもいいのでは。キャリアの中で一度として致命打を打たれていないにもかかわらず、セコンドに付いた兄貴に余計なことを吹き込まれたのか、あまりに顔面を打たれることに慎重になり過ぎている。これではボクサーとしての志を失ってしまった長男同様、将来が見えてこない。
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by the_leaping_hare | 2009-05-14 23:59 | Box
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