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山猿

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ボクワー休刊

今月15日に発売された6月号を最後に「ボクワー」ことボクシング専門誌「ボクシング・ワールド」が売上不振のため休刊となりました。編集部は取材継続の意思を示していますが、事実上の廃刊でしょう。
立ち読みも含めて長らく読んできた者として、ボクシングファンとして、残念に思います。ただ、驚きはありません。

「ボクワー」というより「ワーボク」といった方が馴染み深い。日本スポーツ出版社から発売されていた「ワールド・ボクシング」として親しまれてきたこの雑誌、06年10月号で一度休刊しながらも編集部はそのまま、版元をKKベストセラーズに移し、「競馬最強の法則増刊 ボクシング・ワールド」として即復活。「ワーボク」時代は「ボクシングマガジン」と同じ15日を発売日にしていましたが、これを27日に変更して発行を継続するも、売上は伸びず、すぐに15日発売に戻すなど苦戦が読者にも伝わってきていました。内容に変化はないものの、版元変更後は取り扱う書店が減ったようにも感じました。

おれはワーボクがかつて年一回出していた「ボクシング観戦パーフェクトガイド」という増刊号が特に好きでした。コラムや企画の中身は現状でもボクマガよりマシでしょう。ただ、ニュースと試合レポートを月刊誌に頼ることが皆無となった現在、おれのようなマニアが紙媒体に求める資料的・保存的価値という観点からすると、この雑誌はあまりに誤植、不備が多過ぎた。また、ボクマガが「JBCの機関誌」や「帝拳の広報誌」といわれるような当たり障りのない記事を撒き散らすため、ワールドには批判精神みたいなものを勝手に期待するのですが、それに応えてくれているとは言い難い。こちらは金を払う用意があるが、これでは払えない。今の時代、淘汰されて当然です。
早速、編集部はブログ「Box-on!」を立ち上げましたが、ウェブ上で商売に持っていくにはこの程度では話になりません。

しかし残念です。
これは競合誌がなくなったボクマガにとっても喜ぶべきことではないと思います。
最終号までワールドを買い続けた人というのは、関係者か熱狂的なボクシングファンしかいなかったはず。その大半はボクマガも購入しています。ワールドが廃刊になったからといってボクマガの売上はさほど変わらないでしょう。今後、競合誌を失ったボクマガがますます希薄な内容に終始してしまう不安もあるし、果てはワールドと同じ運命を辿っても不思議ではありません。
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by the_leaping_hare | 2009-05-21 23:52 | Box
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