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山猿

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内藤二世が熊狩り

「52・2キロ契約10回戦」(2009年7月7日@後楽園ホール)
WBC世界Sフライ級29位:粉川拓也(宮田)○判定●WBC世界フライ級15位・熊朝忠(中国)
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宮田ジム期待の粉川が、5月26日にディファ有明でWBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)に挑戦失敗したばかりの熊に挑んだ一戦。内藤からダウンを奪った中国人の突進を完全に捌き切ったとは言い難いが、ポイントでも内容でも内藤よりも明確な3−0(96ー94、98ー93、99ー93)判定勝利となった。

粉川のことは初見。「こがわ」と読むということも知りました。
なるほど、内藤のボクシングにそっくりだわ。内藤よりはジャブを使い、連打が細かいが、根底となる戦い方は通ずる。顔を叛けたままいきなり強く打ち込む左右フック、顔面を打つと見せての左ボディ、変体的なリズムの上体のクイックディフェンス。独特のスタイルをそれなりに使いこなしている。
ただ、ディフェンスが良くない。スピードはあり、フットワークも使えるのだが、ガードが低く接近時の被弾も多い。
この試合、最大の見せ場は3回に相手がバランスを崩したところに右アッパーを入れて追い込んだ場面だが、このチャンスにも熊の右ストレートをまともに浴びてひやりとさせた。

熊は内藤戦と同じ。攻撃は顔面に向けて強振する左右フックのみ。ディフェンス技術は皆無に近いが、異常に打たれ強い。ノーガードの乱打戦にでも持ち込みたいところだったが、終盤左ジャブを使った粉川の距離を崩せなかった。実質、Lフライがベストであろうという選手に52・2キロは厳しかっただろう。

TBSの実況では、宮田会長によるとこの試合は世界前哨戦ということを伝えていたが、それは早い。WBCとの独自コネクションを築きつつあろうとも、まずは日本王座を目指すべき。
それと解説の佐藤修とゲストの内藤という組み合わせは最悪。修はメイン解説なのにまったくしゃべらんわ、内藤はそこらへんのオヤジのように「あー!」とか終始うるさくて聞けたものじゃない。

なお、“ポスト内藤”とも称される粉川だが、勝利者インタビューは「やっぱ、うれしいっス!」を連発で、そこらへん兄チャンって感じ。この興行には「七夕イケメン祭り」というサブタイトルが付いていたが、顔は内藤と似ていない。
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by the_leaping_hare | 2009-07-08 16:18 | Box
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