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山猿

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El Nino de Oro

「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(2009年6月27日@プラザ・デ・トロス)
王者:ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)○TKO8回1分40秒●同級11位:ホサファト・ペレス(メキシコ)
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10月に日本での“凱旋試合”が決まった“ベネズエラのゴールデンボーイ”ことホルヘ・リナレスの直近試合。当初3月14日に予定していた試合だったが、リナレスが右目瞼をカットして4月18日、テキサス州エルパソ開催に延期。ところが豚インフルエンザ騒動が発生して再度延期となる。6月末、メキシコはヌエボ・ラレードでようやく開催に漕ぎ着けた。

ところで挑戦者のペレスは本当にメキシカンか。腰高、極端に左に傾いた構え、前後に広いスタンスに低いガード。恐ろしく不格好な構えはパナマ人やコロンビア人と言われれば納得できそうな気もするが。
リナレスは世界戦4戦目にして初のサウスポーとの対戦となったが、ペレスは“変則サウスポー”で左構えの特徴を駆使するタイプではない。しかも両ガード(特に右ガード)が低いため、左ジャブを問題なく当てることができる。オーソドックスがサウスポーに対するやり難さを感じる点として真っ先に挙げられるのがサウスポーの右拳によりジャブを叩かれることなのだが、ペレス相手ならその心配はなかった。リナレスも当然のように左ジャブ中心に組み立て、距離も支配。決定打とすべき右ストレートの精度はいまいちだったが、終始ペースを握ったまま、8回に相手の土俵である打撃戦で打ち勝ち、右ストレートでダウンを奪う。再開後、左アッパーでグロッキーに陥らせ、右ストレートをフォローするとルイス・パボン主審が試合を止めた。

27戦26勝(20KO)1敗という不気味な戦績に、変則サウスポーという厄介な挑戦者にワンサイドの勝利。これでリナレスは世界戦4戦4勝(4KO)。結果だけ見れば、文句のつけようがないのだが、もうひとつ物足りなさを覚えるのはその才能に相応しい舞台が用意されていないと思うからか。所属ジムの都合としか思えない試合延期が数回、キャリア絶頂期ともいえる時期にも関わらず試合数も少ない。
しかし一切の不平、不満を漏らさず、日本のファンへの感謝を忘れないリナレスの姿勢は嫌いではない。日本語も上手。この選手の試合を生で観ることができる環境には素直に感謝したいと思う。
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by the_leaping_hare | 2009-08-13 23:59 | Box
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