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山猿

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2009西日本新人王決勝戦

「西日本新人王決勝戦」(2009年8月15日@大阪府立体育館第二競技場)
◆ミニマム級4回戦 霜尾順也(塚原京都)○TKO2回2分12秒●松本直樹(大阪帝拳)
◆Lフライ級4回戦 沖田英志(正拳)●判定0-3○本田衛(JM加古川)
◆フライ級5回戦 樋口裕二郎(オール)○判定2-0●別所航平(堺フェニックス興和)
◆Sフライ級5回戦 川口勝太(オール)○判定3-0●青木一平(六島)
◆バンタム級5回戦 仲田雅宗(八尾)●KO1回1分36秒○山本隆寛(尼崎)
◆Sバンタム級4回戦 細川智弘(六島)▲引き分け1-1(優勢点で恒岡の勝者扱い)△恒岡朗(大星)
◆フェザー級5回戦 高埜剛(尼崎亀谷)○KO1回2分14秒●橋本和樹(真正)
◆Sフェザー級5回戦 西永哲也(進光)○判定3-0●大谷康晴(クラトキ)
◆ライト級5回戦 渡部伊予守雅之(西日本協会)●判定0-3○鈴木悠平(真正)
◆Sライト級4回戦 村上挙弘(神拳阪神)●判定0-3○丸岡裕太(尼崎亀谷)
◆ウェルター級4回戦 長島謙吾(尼崎)○判定3-0●武田英憲(JM加古川)
◆ミドル級4回戦 藤原直人(仲里ATSUMI)■不戦勝□下野喜道(西日本協会)
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MVP:山本隆寛、技能賞:鈴木悠平、敢闘賞:高埜剛

毎年恒例の西日本新人王決勝戦を観戦してきました。
レベルは例年並。今年は西日本勢にとって過酷な年。この後、9月26日に春日・クローバープラザで「西部日本・西日本対抗戦」、11月14日に名古屋・名古屋市公会堂で「西軍代表決定戦」とアウェー2連戦をクリアしないことには12月20日に東京・後楽園ホールで開催される「全日本新人王決勝戦」に進めません。敵地での連戦に加え、試合間のインターバルも短いため、負傷も許されない戦いとなります。

自称・新人王アナリストのおれですが、福岡や愛知まで出向いての観戦を予定していませんので、ひと足早く「全日本新人王決勝戦」への展望を語ってみたいと思います。
なお,評価は以下の通りです。

A…将来性抜群。世界を狙える逸材
B…かなりの好素材。日本、東洋に届く
C…好選手。全日本新人王戦は勝って不思議でない
D…対戦相手の力量、調子次第では全日本新人王も獲れる
E…西軍代表になれれば言うことなし

★ミニマム級 霜尾順也(塚原京都) C
8戦5勝(4KO)3敗。22歳。右ファイター。
やや劣勢気味の2回に右ストレートのカウンター一発でKO勝ち。昨年はLフライ級でエントリーして敗退。最軽量級に落としたことで、その強打はより活きる。

★Lフライ級 本田衛(JM加古川) D
6戦5勝(4KO)1敗。22歳。右ファイター。
左右ともパンチがあり、バランスのとれたパンチャー。決勝では初回に左フックでダウンを奪うが、仕留め損ない、左目上をカット。

★フライ級 樋口裕二郎(オール) E
8戦6勝(1KO)1敗1分け。28歳。右ボクサーファイター。
スピードはもうひとつながら、左ジャブからの丁寧な組み立てで、低い体勢から左右をフックを振ってくる相手をポイントで上回った。金沢ジムから移籍。

★Sフライ級 川口勝太(オール) C
8戦6勝(1KO)1敗1分け。25歳。右ボクサーファイター。
昨年は1回戦で大会MVPの森川真一郎(高砂)と対戦し、引き分け敗者扱いで敗退。ハンドスピード、フットワークに優れた4戦4勝(3KO)の対戦相手・青木を堅いブロックで凌ぎながら、ガードに難のある相手の打ち終わりに的確に右を入れた。無駄打ちはしないが、打ち合いでも上回って完勝。三賞を貰ってもおかしくないパフォーマンスだった。樋口と同じく金沢ジムから移籍。

★バンタム級 山本隆寛(尼崎) B
5戦5勝(5KO)。18歳。右ボクサーファイター。
96秒KO圧勝で大会MVP獲得。左フックでぐらつかせると右ストレートでテンカウント。パンチ力は本物、気も強そうで、雰囲気もある。
基本のできた好選手をコンスタントに輩出する尼崎ジム期待の新鋭ということで、昨年9月14日のメルパルク大阪でのデビュー戦を生観戦したが、攻撃力はあるものの、ディフェンスが悪すぎて、これでは無理があると思った。今でもその思いは消えていないが、打撃戦を全試合KOで勝ち抜き、決勝戦で文句なしの圧勝劇を演じた姿と18歳という年齢に可能性を感じた。
初回KOが3試合。最長試合でデビュー戦の2回1分25秒。テンカウントであったり、試合後に担架が入ったりと倒しっぷりも尋常ではない。この勢いがどこまで続くのか楽しみになってきた。

★Sバンタム級 恒岡朗(大星) E
4戦3勝(2KO)1分け。21歳。右ボクサーファイター。
とにかく逃げまくって攻撃は右フックのオープンだけという対戦相手の細川のボクシングに突破口を見出せず、1−1の引き分け勝者扱い。恒岡の攻勢が評価されたというよりは細川のふざけたボクシングが嫌われた結果だ。おれの採点も38−38のドローで、恒岡に優勢点だったが、恒岡にフルマークを付けたアタック原田氏の採点にも納得できる。
試合後、セコンドは「あんなのボクシングちゃうで。猿回しやないか!なんでドローや」と怒りまくっていたが、それを崩せなかったのもまた事実。

★フェザー級 高埜剛(尼崎亀谷) C
8戦7勝(5KO)1敗。19歳。右ボクサーファイター。
果敢に攻めてきた無敗の相手に初回中盤に右ストレートの打ち下しで効かせると、左フックから連打でダウンを奪う。再開後、連打をまとめてKO勝ち。硬質なパンチをタイミング良く打ち込める。試合後、顎を気にしていたが、負傷していなければいいのだが。

★Sフェザー級 西永哲也(進光) E
8戦5勝3敗。23歳。左ボクサーファイター。
決勝に進出した両者に力量差はなかったが、対戦相手がサウスポーへの戦い方をわかっていなかった。ポジショニングのまずい相手に左ストレートを当てて判定勝ち。

★ライト級 鈴木悠平(真正) C
5戦5勝(4KO)。19歳。右ボクサーファイター。
文句のない判定で今大会最注目のカードを制した。サウスポーの技巧派・伊予守の距離を連打とボディショットで崩した。左、右と連打を入れて左にステップ、再び左、右の連打というパターンが攻撃の中心。時折放つ左ボディも効果的だった。

★Sライト級 丸岡裕太(尼崎亀谷) D
5戦5勝(2KO)。19歳。右ボクサー。
左右フックを豪快に振り回す相手を、左ジャブで牽制。フォローする右ストレートも持つストレートパンチャーだが、若さの感じられない落ち着いた試合運びで試合は盛り上がりに欠けた。

★ウェルター級 長島謙吾(尼崎) D
11戦7勝(6KO)3敗。19歳。右ボクサーファイター。
K−1の長島☆自演乙☆雄一郎の実弟。顔は似ているが、コスプレ入場もなくトランクスも地味。05年5月にSフェザー級でデビューした当時は“偽ナガシマケンゴ”と言われたりもしたが、現在は“自演乙の弟”。いまいち主役になりにくい選手だ。新人王戦は3度目のエントリー。スピードはないが、重いパンチはウェルター級でも十分通用する。

★ミドル級 下野喜道(西日本協会) D
5戦3勝(2KO)2敗。23歳。左ボクサー。
ホワイトフォックスジム所属でエントリーした昨年は準V。レスリング、総合格闘技の経験がある。現在の拠点はJM加古川らしいが、移籍は成立していない模様。

個人的には全日本制覇に一番近い選手は鈴木悠平だと見ます。暇なら「西軍代表決定戦」を観戦に名古屋までもしかしたら行くかもしれません。
しかし、この会場で来月世界戦が開催されるかと思うと情けなくなってくる。
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by the_leaping_hare | 2009-08-19 04:17 | Box
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