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山猿

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WOW FES!HOMECOMING 衝撃の陥落

「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(2009年10月10日@国立代々木競技場第二体育館)
王者:ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)●TKO1回1分13秒○同級6位:ファン・カルロス・サルガド(メキシコ)
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「何これ?」思わず目を疑った。
これはもう悪夢というしかない。

世界戦4戦4勝4KOのリナレスが待ち焦がれた“凱旋試合”で初回KO陥落。試合前、GBPと向こう3年間のプロモート契約を締結したばかり。“第二の故郷”日本で初めて戦う世界戦を最後に米国へ主戦場を移すはずだったベネズエラのゴールデンボーイに突きつけられた残酷な現実。
「リナレスは未来を見過ぎたのではないか」
勝者の試合後のコメントが深い。リナレスの未来が断たれたとは言わないが、この敗戦により失ったものは大き過ぎる。

それにしてもWOWOW生中継の帝拳主催試合は呪われている。近年の日本ボクシング界最大の番狂わせを見た。

初見時、後方にバランスを崩しただけかと思った。しかし立ち上がるリナレスの膝の揺れを見て、これはもうダメだと思った。再開後、畳みかけられるとコーナーを背負ったまま崩れて2度目のダウン。1分13秒、レフェリーストップ。

その瞬間までのリナレスの動きにそれほど問題があるようには感じなかった。
開始45秒。試合は挑戦者の左フック一発で事実上終わる。ジャブを交換するような間合、リズムから唐突に放たれたワイドな打ち出しから押し込むように打つタテ伸びのフック。モーションに反応したリナレスはオンガードをとると、次の瞬間には左フックだと悟り、右ガードをサイドに少し動かす。しかしパンチは弧を描かず、タテに入ってくる。ガードの間を抜かれて側頭部に被弾。致命的なミスだ。サルガドがこのパンチを持っていることは知っていたであろうし、パンチそのものも見えていたはず。この試合初めて喰らったパンチで意識は飛び、後頭部をキャンバスに打ちつけるダウン。立ち上がることで精一杯だった。

今回の73秒の攻防だけでは勝者が実力者であるのかということも敗者の耐久力に問題があるのかということも結論づけることは難しい。ただ、これほどショッキングなKO負けを経験したリナレスは今後「ダウンした瞬間=アウト」というようなボクサーになってしまうのではないかという悪い予感がなくもない。
個人的にはそれでも再戦(ダイレクトでもそうでなくても)すれば、リナレス有利だと思っている。ただ、次回はどんな結果になっても驚くことはないだろう。
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by the_leaping_hare | 2009-10-17 16:24 | Box
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