「REAL SPIRITS Vol.7」(2010年4月10日@神戸市立中央体育館)
◆西日本新人王予選ミニマム級4回戦
伊藤秀平(真正)○判定●山本裕貴(江見)
◆西日本新人王予選フェザー級4回戦
上木原佑樹(真正)●KO4回1分43秒○岡島広和(オール)
◆4回戦
小柳一樹(倉敷守安)●判定○杦本健太(明石)
和田裕貴(川田)○判定●油田京士(エディタウンゼント)
岡崎雄(姫路木下)●判定○中富教寿(明石)
小沢怜(真正)●KO1回25秒○岡成紀(明石)
◆6回戦
橋本和樹(真正)○判定●佐藤駿介(北沢)
◆8回戦
鈴木遼(真正)△2回19秒負傷引き分け△西村崇(ヨシヤマ)
宮崎隆司(姫路木下)●TKO5回終了○安本祐太(尼崎亀谷)
鈴木悠平(真正)○TKO1回1分25秒●佐梁孝志(明石)
よくよく考えてみると、今年に入ってボクシングの生観戦がデンカオセーンVS亀田大毅の1試合のみという状況だっただけにこれはマズいと、真正ジム主催興行に行ってきました。
会場は(おそらく)プロボクシング初使用の神戸市立中央体育館。神戸市営地下鉄大倉山駅前、JR神戸駅や神戸高速鉄道・高速神戸駅からも5分も歩けば着くという神戸市民にはアクセス良好な体育館。
おれも以前からこの体育館には目をつけていて、関係者に「あそこは使えないの?」と聞いてみたことがあるのですが、土日は完全に埋まっているとかプロにはほとんど貸し出さないとかで無理かと思っていたところ、今年2月に会場近くに移転した真正ジムがあっさり押さえて今後もメイン会場としていく模様です。
サイズ的には高砂市総合体育館クラス。詰め込めば5000人近く入りそうで、今回のカードでは大き過ぎた。1階フロア設置の座席はかなり少なかったですね。
試合自体は特筆すべきものはなし。
08、09年の年間最高勝率全国ナンバー1という真正ジムですが、この日は新人王戦で失神KO負けがあったり、4回戦で初回25秒KO負け(ダウン2回)があったりと荒れ模様。メインはミスマッチ。佐梁はダメージが蓄積しとりますな。ところで、以前から思っていたのですが、ジム別の年間最高勝率というのは誰が選定しているんでしょうか。年間何試合以上などの決まりがあるものかと思いますが、勝率ほぼ100パーセントの亀田ジムやSPANKY・Kが受賞したという話は聞きません。
これは良いなと思った点。
メイン、セミの勝者に勝利者賞として真正ジムのメインスポンサー「DXアンテナ」から19インチのデジタルハイビジョン液晶テレビが贈られていました。DXアンテナの商品などよく知りませんが、19インチのテレビって2万円くらい?それでも、ほとんど副賞など貰えないボクサーにとってはうれしいものでしょう。観客1人にも当たるとかでパンフレットに抽選番号が記されていました。
あと、BS日テレでのボクシング放送が始まるということで今興行が初回。大いに結構なことなのですが、せっかく記念すべき第1回というのにカードがショボ過ぎるでしょ。鈴木悠平のメインは構わないが、せめて相手はランカー級じゃないとね。今年は偶数月に1回の放送らしいのですが、真正の興行だけでは苦しいだろと思っていたら、次回6月分は安田幹男VS山中慎介の日本バンタム級戦とのこと。これは好カードですね。なお、今回の解説席には六車卓也氏と名城信男選手がいました。
会場は地下鉄・大倉山駅前。
駅周辺には大倉山公園、神戸大学医学部などがあります。
この駐車場を見てピンときた人、相当マニアック。そうです、ここにはかつて「ゆきゆきて神軍」の奥崎謙三のあの有名な自宅がありました。大倉山駅のすぐ近くです。
神戸市立中央体育館。
会場内。
勝利者賞授与。