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山猿

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府立悲鳴…井岡一翔、生涯初のダウン

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「CHAMPION'S HEAT 9・Lフライ級10回戦」(2010年4月18日@大阪府立体育会館第一競技場)
WBA、WBC世界Lフライ級13位:井岡一翔(井岡)○判定●インドネシア・ミニマム級王者:ヘリ・アモル(インドネシア)

第5試合の途中だっただろうか。この日の観衆がアナウンスされた。
その数8000人。ダフ屋も招待券も多く、井岡ジム特有の誇大発表ではあるが、井岡一翔が現在の日本で最も客を呼べるボクサーであることには疑いはない。

その大観衆の悲鳴が走った。
拍子木が鳴り、残すはラストラウンドのみ。嗚呼、KO決着は無理か。
そう誰もが思った9回終了間際。何の気なしに右を出した井岡に対して、おそらく身長150センチ台の小兵・アモルが目一杯振り切ったオーバーハンド気味の右が炸裂。正面から顎に喰らった井岡は後方に尻餅。アマ、スパーを通じて生涯初のダウン。倒れた瞬間のポワーンとした表情を見ても、残り時間がなくゴングに救われたことは不幸中の幸いだった。最終回は気の強さを見せて逃げ回らず、打ち合って被弾もしてゴング。おれの採点は8、9回を落として最終回はイーブン、97対93で井岡の勝利。公式ジャッジは98対92が2者、98対92が1者。

「情けない姿を見せてしまって申し訳ないです。倒れた時の練習もしていたので、焦りとかはなかったです。あくまで世界タイトルへの通過点。こんなところで負けるわけにはいかない。今年、日本最短で世界チャンピオンになります。日本記録を塗り替えます」

リング上で強気に、前向きに答えた。
ダウン以外に井岡に失点がなかったという内容ではなかったが、悲観するものでもない。7回から急激に被弾が増えたが、それはどうしてもKOで勝ちたいと倒しに行ったから。ポイントアウトに徹していたらフルマークだったはず。プロ意識が引き起こしたダウンであり、井岡の素質、能力に疑問符が投げかけられたわけではない。ただ、自分から倒しにいって相手を薙ぎ倒すタイプでないことは明白だが。

勝手な想像だが、ジョバンニ・セグラ(メキシコ)の返上を待ってWBA世界Lフライ級の決定戦狙いという気がする。WBC王者ロデル・マヨール(比国)には相性が良くないと思う。個人的には亀田大毅にはポイントで問題なく勝てると思うが。

セミでは仲村正男(仲里ATSUMI)が60キロ契約ながらタイSバンタム級王者ディンプーン・チュワタナ(タイ)に右アッパーで2回2分59秒、テンカウントのKO勝ち。仲村はデビュー以来10戦10勝10KOとレコードを伸ばしたが、今回は相手がやる気なさ過ぎ。
セミセミでは高砂ジム期待の脇本雅行(高砂)が日本フェザー級9位の熊谷謙志(とよはし櫻)を圧倒してランカー初挑戦で日本ランクをゲット。立ち上がりから抜群の左カウンターを決めまくったが、倒す前に左拳を故障したか。中盤以降、左をほとんど使わず、センス溢れる右アッパーのカウンターで試合をコントロールした。スコアは78対75が2者、79対75が1者で文句なし。耐久力に不安があるが、好選手であることには間違いない。
会場では島木譲二とKONISHIKIを見かけました。
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by the_leaping_hare | 2010-04-19 02:17 | Box
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