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山猿

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Who R U Picking?

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「ウェルター級12回戦」(2010年5月1日@MGMグランド)
WBA世界同級王者:シェーン・モズリー(米国)●判定○元5階級世界王者:フロイド・メイウェザー・Jr.(米国)

118対110、119対109×2という結果を見れば順当そのもの。
圧倒的なスピードとフィジカル。ワンサイドの試合になっても倒しにいかず、弄ぶかのようなポイント連取。入場前と試合後の不遜な言動も“Money”メイウェザーそのものだった。

想定外の事態が起こったのは第2ラウンドだけ。
50秒過ぎ、モズリーが何気なく打ったボディ→顔面へのワンツー。この2発目の右がなんとメイウェザーを直撃。明らかにダメージを負ったメイウェザーは打ち込んだモズリーの右腕を抱え込むことで必死に耐える。ダメージが残ったまま1分40秒過ぎ、今度は左フックの打ち終わりに右フックを被せられて膝を折る大被弾。
しかし3回に入ると、まるで何事もなかったかのようにメイウェザーの展開に戻った。そのまま試合はフルラウンド続く。

「さすがはモズリー。見せ場をつくった」
2回の“アクシデント”発生時、驚くと同時に、まずこう思った。

それが試合が後半に進むに連れて、メイウェザーの危機管理能力の高さを思い知らされることになる。
2度に渡って許した顔面へのクリーンヒット。キャリア最大のピンチに陥りながらも、倒れない。ハイガード、ローダック、強引なホールディングを駆使してこのピンチを凌ぐ。
2日前の夜、同じく世界戦でほとんど苦戦を経験していない長谷川穂積がフェルナンド・モンティエル(メキシコ)の左フックで効かされて防戦一方となり、そのままストップ負けした。滅多打ちにあった長谷川と形振り構わぬクリンチで耐えるメイウェザーの対比。かつて、全盛期の勇利アルバチャコフ(協栄/ロシア)がダウンする際の倒れ方の練習をしているのを見たことがあるが、2ラウンドのメイウェザーの対応に天才の隠れた一端を見た気がする。

そして試合が終わって改めて思うことは、あの2回のメイウェザーの被弾は何だったのだろう、ということ。
モズリーのパンチは確かに速いが、メイウェザーが想定できないものでも、かわせないものではなかったはず。天才の油断か、衰えか、偶発的な何かの間違いか。
パッキャオのパンチは、モズリーよりもっと恐ろしいものを秘めていると思う。来るべき日を待ちたい。
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by the_leaping_hare | 2010-05-07 23:28 | Box
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