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山猿

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2010西日本新人王決勝戦

「西日本新人王決勝戦」(2010年8月14日@大阪府立体育館第二競技場)
◆ミニマム級4回戦 伊藤秀平(真正)○判定3-0●松本直樹(大阪帝拳)
◆Lフライ級4回戦 村井貴裕(守口東郷)○TKO2回2分57秒●内海秀樹(倉敷守安)
◆フライ級5回戦 角谷淳志(金沢)○判定3-0●別所航平(堺フェニックス興和)
◆Sフライ級4回戦 木原涼太(Gツダ)●判定0-3○横山集(明石)
◆バンタム級5回戦 大村起論(ハラダ)○判定3-0●西口優太(森岡)
◆Sバンタム級5回戦 高田小次郎(六島)△引き分け0-1△西口直輝(森岡)
 ※新人王規定により西口の勝者扱い
◆フェザー級5回戦 吉村拓記(ハラダ)●KO2回2分8秒○岡島広和(オール)
◆Sフェザー級4回戦 藤木孝史(新日本大阪)○TKO2回1分●柳瀬達也(エディタウンゼント)
◆ライト級4回戦 徳永幸大(ウォズ)○KO2回1分46秒●堀井翔(オール)
◆Sライト級4回戦 楯野祥之(大鵬)●判定0-3○岡本和泰(奈良)
◆ウェルター級4回戦 竹中省吾(千里馬神戸)●TKO4回2分14秒○向真一郎(SFマキ)
◆ミドル級4回戦 井上博登(高砂)○KO2回2分24秒●朝原寛(倉敷守安)
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MVP:徳永幸大、技能賞:角谷淳志、敢闘賞:西口直輝

また新人王の季節となりました。
今年の西日本勢は9月19日、府立第二で中日本新人王と対抗戦。10月23日にフードパル熊本で西部日本新人王と西軍代表戦という例年以上のタイトスケジュールを乗り越えなければなりません。
このところ毎年言っていますが、これほどレベルが低いと思った年はありません。何より5回戦が全12階級中4試合しかないところからして不作ぶりを表しています。
では、栄えある西日本新人王に焦点を当てていきましょう。

なお,評価は以下の通りです。

A…将来性抜群。世界を狙える逸材。
B…かなりの好素材。日本、東洋に届く。
C…好選手。全日本新人王戦は勝って不思議でない。
D…対戦相手の力量、調子次第では全日本新人王も獲れる。
E…西軍代表になれれば言うことなし。

★ミニマム級 伊藤秀平(真正) E
7戦7勝(2KO)。20歳。右ボクサーファイター。
興国高で選抜3位。
長谷川穂積の世界戦前座に出ていたデビュー当時はなかなかの好素材かと思ったが、新人王戦ではさっぱり。決勝の相手、松本とは再戦。昨年11月29日、ウェルサンピア高知で対戦し、4回2−0で判定勝ちしている。左フックを打つタイミングに研究の跡が見えた松本に対し、伊藤は見せ場を欠いた。個人的にはドローもありと思ったが。この階級、東日本に強い選手がエントリーしているが、そこまで辿り着くことも簡単な話ではない。

★Lフライ級 村井貴裕(守口東郷) C
5戦3勝(2KO)1敗1分。18歳。右ボクサーファイター。
Lフライ級はエントリー3人。村井は引き分け勝者扱いで決勝進出。つまり大会未勝利による決勝戦。初回に右の打ち下しでロープダウンを奪った村井の圧勝。ただ、相手が物足りなさ過ぎる。

★フライ級 角谷淳志(金沢) C
7戦6勝(4KO)1敗。25歳。右ボクサー。
金沢ジムの選手らしく長いリードパンチとフットワークを使える。長い左アッパーを使いこなすあたりにセンスを感じるが、接近戦の拙さ、試合後半のボクシングの破綻がマイナス材料。

★Sフライ級 横山集(明石) C
10戦6勝(3KO)4敗。21歳。右ボクサーファイター。
戦績は悪いが、構えがしっかりしていて左リードもきちんと打てる。木原とは再戦。昨年10月4日、IMPホールでのオープン戦で対戦し、横山が2回2分40秒、右一発KO勝ち。倒されている木原は慎重になり攻撃に迫力がなく、横山の安定した攻防を崩すことはできなかった。横山は偶然のバッティングで流血。

★バンタム級 大村起論(ハラダ) C
8戦7勝(6KO)1敗。20歳。左ファイター。
パンチ力は左も右もケタ違い。距離もへったくれもなくすべてのパンチを振り回す。初回に右フック、4回に左、右と空振りした直後の左ストレートでダウンを奪い、大差判定勝ち。しかし4回には西口の右ボディを浴びてトランクスをずり下ろし、あからさまに効いた表情を出すなど穴も多い。ボクシング自体はオリジナリティがあっておもしろいのだが。敗れたものの、西口兄の気迫は見事だった。逆転判定勝ちしていたならMVPだっただろう。完全に流れを奪い返していた4回終了間際の2度目のダウンが痛すぎた。2回終了時にレフェリーのアクションがあいまいで、不要に打たれる不利もあった。

★Sバンタム級 西口直輝(森岡) D
9戦6勝1敗2分。22歳。右ボクサーファイター。
バンタム級準優勝の西口優太の弟。8人兄弟の1番目と2番目らしい。直前の兄の無念を晴らした。フットワークもあり手数も出るが、パンチがない。4回に相手に投げ飛ばされて足を痛めたようで直後にKO負け寸前のピンチに陥ったが、最終回に挽回した根性は見事だった。引き分け勝者扱い。

★フェザー級 岡島広和(オール) D
7戦6勝(3KO)1分。25歳。右ボクサーファイター。
2回に左フックから右ストレートで吹っ飛ばすようにダウンを奪う。立ち上がった相手がふらつきテンカウント勝ち。パンチがあるが、打ち出しが遅い。ハイテンポな攻撃を仕掛けてくる相手に苦戦しそうだ。

★Sフェザー級 藤木孝史(新日本大阪) E
8戦4勝(4KO)2敗2分。23歳。右ボクサーファイター。
ごちゃごちゃした展開の中、パンチで相手の右耳を切り裂きドクターストップ。

★ライト級 徳永幸大(ウォズ) C
4戦4勝(4KO)。21歳。右ボクサーファイター。
178センチの長身から打ち下ろす右ストレートが魅力。連打に右アッパーを組み込むセンスもいい。初回から右でぐらつかせ、2回に右でテンカウントを聞かせた。パーフェクトレコードでMVPを獲得。

★Sライト級 岡本和泰(奈良) E
4戦4勝(2KO)。23歳。右ボクサーファイター。
奈良工、大商大で豊富なアマキャリアがある割には内容の乏しい決勝だった。サウスポーへの対応ができていない。スコアは大差ながら、偶然のバッティングで大流血する失態。

★ウェルター級 向真一郎(SFマキ) D
6戦5勝(4KO)1敗。25歳。右ボクサーファイター。
一方的な展開の中、最終回に連打でストップ勝ち。試合後、顎を気にしていたが、負傷していなければいいのだが。

★ミドル級 井上博登(高砂) D
5戦4勝(2KO)1敗。27歳。右ボクサーファイター。
2回に右フックで2度ダウンを奪ってKO勝ち。相手はデビュー戦だった。

今回、快勝したものの、カットした選手などもいます。1ヶ月周期の試合ではそれだけで大きなハンデを背負うことになります。この調子では来月の中日本(結構いい選手が揃っているという噂)との対抗戦で半分は消えるのでは。全日本決勝は12月19日、後楽園ホールでの開催です。
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by the_leaping_hare | 2010-08-17 04:35 | Box
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