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山猿

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井岡一翔、完勝で日本王座獲得

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「日本Lフライ級王座決定戦」(2010年10月10日@大阪府立体育会館第二競技場)
WBA同級9位、WBC同級7位:井岡一翔(井岡)○TKO10回1分57秒●同級1位:瀬川正義(横浜光)

すばらしい内容で井岡一翔が初戴冠。次戦7戦目での世界挑戦を決定的にした。

これほど観客を入れた府立第二は初めてだ。ノンタイトル戦で第一を埋める井岡がタイトルマッチを行うのだから当然といえば当然なのだが。まさに満員電車状態。しかもむちゃくちゃ暑い。
まさか井岡ジムの主催興行10回目の開催「HEAT 10」だからって10年10月10日に拘ったわけではないだろうが、なぜ府立第二よ。かなり無理のある興行だった。
王者サイドにはWBA世界フェザー級王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)、挑戦者側にはWBA世界Sバンタム級王者・李冽理(横浜光)の現役世界王者がスーツ姿で陣取り、注目の一戦はゴング。

サウスポーで右ガードの低い瀬川に対し、井岡はスピードのある左フックを合わせて先制。3回には左アッパーから右ストレートのコンビネーションでダウンを奪い、流れを決定付けた。ペースを握ってからの右パンチの的中率は相当なもの。サウスポーに有効なリードパンチなしのいきなりの右ストレートが悉く当たる。瀬川は9回に左目上をパンチで、右目上を偶然のバッティングでカット。10回も左目上の出血が止まらず、この回2度目のドクターチェックでTKOが宣告された。おれは9回まで井岡のフルマークだと思ったが、オフィシャルは89対82が2人、87対83が1人。

理想をいえば、ここまで圧倒しているなら倒すか連打での決着を見たかったというところだろうが、少々無理に倒しにいって不出来だった直近の2試合を考えると、そのようなボクシングは井岡の適性とはズレがある。ここまでのプロキャリア6戦における井岡のベストファイト。
ジャブ、右ストレート、スピード、フットワーク、カウンターの精度のどれもが高水準。特に左ジャブとバックステップの連動が見事で、下がりながらも一定の距離をキープ。なんとなくホエル・カサマヨール(キューバ)みたいとは言い過ぎかな。臨時トレーナーに就いたイスマエル・サラスの効果が出ているように思える。

7戦目の世界挑戦については是非があるようだが、チャンスがあるのだから狙わせるべき。WBC王者のニーニョは老練で、井岡のようなタイプは苦手ではないだろうが、可能性ゼロの相手ではない。
TBSが当日深夜に録画放送。しかし地元関西は5日遅れでの放送。MBSの非協力的な姿勢を糾弾したいところだが、MBSにボクシングへの不信を抱かせたのが「井岡会長VSナパ・キャットワンチャイ」であることを思うとやむを得ないところ。
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by the_leaping_hare | 2010-10-11 13:34 | Box
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