ブログトップ

山猿

cdghare.exblog.jp

Perfect Records Perfect Match-Up

e0042386_2193536.jpg
「WBC/WBO世界Sライト級王座統一戦」(2011年1月29日@シルバードーム)
WBC王者:デボン・アレキサンダー(米国)●負傷判定10回1分59秒○WBO王者:ティモシー・ブラッドリー(米国)

“Alexander The Great”デボン・アレキサンダー、21戦全勝(13KO)、23歳。
“Desert Storm”ブラッドリー、26戦(11KO)1NC、27歳。
中量級を代表する米国人王者による注目の無敗対決。共に3度目の防衛戦を兼ねた王座統一戦はミシガン州ポンティアックで決行された。
3回にバッティングで右瞼をカットしたアレキサンダーが10回に再びバッティングで左目付近を痛打。試合続行不可能と判断され、負傷判定でブラッドリーが王座を統一した。スコアは97対93、96対95、98対93で3者ともブラッドリー。

サウスポーながらジャブを多発するアレキサンダー大王。ペース支配に加えて狙いすました右アッパーを入れ続けたファン・ウランゴ(コロンビア)とのV1戦(8回1分12秒TKO勝ち、2010年3月6日@モヒガンサンカジノ)は出色のデキだった。
しかしながら、この試合では攻撃の起点となる右ジャブがあまり機能しない。身長、フットワーク、リズム感では相手を上回るものの、軸のぶれないブラッドリーの左ジャブの方がむしろ当たる。

対サウスポーでも難なくリードを突くブラッドリーは、ジャブから右フックに繋げる際に必ず距離を詰める。スウェーで右フックを外されようと懐に入り、相手の上体を起こす。圧倒的に有利な体勢をつくったところで、回転の速いショート連打を飛ばす。

ブラッドリーのプレスに押され気味のアレキサンダーは3回のカットも重なりバックステップ、クリンチの頻度が増える。中盤、シャープな左カウンターで挽回に出るが、重心が後ろに残り気味でタフなブラッドリーには通じない。

終始ペースを支配したブラッドリーの明白な勝利だが、得意とするショートレンジでの連打にしてもパンチの精度、威力は物足りない。両者通じてダメージングブローはほとんどなく、バッティングによる結末といい、期待された好試合とはならなかった。
[PR]
by the_leaping_hare | 2011-03-11 02:44 | Box
<< 東北地方太平洋沖地震 Ron Herman 神戸 >>