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山猿

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幻の右

e0042386_0542085.jpgおれの採点もガッツ氏同様で,114-113のミハレスですが,川嶋の勝ちという結果が出たとしても理解できる接戦でした。スプリット・デシジョンで敗れた川嶋は試合後に引退を表明しましたが,実に川嶋らしい試合だったと思います。技巧に抗う術はパワーと信じ,自慢の強打でダウンを奪うが,最終的には技巧に屈する。過去の試合からの進歩は感じられませんでしたが,持つべきものをすべて出しきり,誇りを貫いたラスト・ファイトでした。
悔やまれるのがダウンを奪った直後の追撃です。2回2分過ぎ,ガードを固めた状態から目線をボディに向けたまま放った右オーバーハンドでミハレスの顎を打ち抜き,ダウンを奪う。立ち上がったものの,ミハレスの足元はふらふらです。残り時間は30秒以上ありました。しかし川嶋は大振りを繰り返すだけで仕留め損なう。ダメージの残る3回前半も川嶋のアタックは一本調子でチャンスを逃します。逆に強打を警戒したミハレスに脚を使われることになり,以後は川嶋に悪い流れとなります。
川嶋は世界戦6試合で3勝(1KO)3敗。驚嘆すべきは4試合でダウンを奪っているということです。これだけ世界戦でダウンを奪える日本人ボクサーがいたでしょうか。パンチに強弱を効かせることができれば,もっと勝てるボクサーになっていたはずです。
最後に,今回はテレビ東京の放送中にガッツ石松氏がラウンドごとに採点を公開しました。これに関しては絶対に必要だとは考えませんが賛成です。これだけのクロスゲームで「川嶋の負け」と言い切ったガッツ氏は評価を上げたことでしょうね。
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by the_leaping_hare | 2006-09-29 01:06 | Box
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