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山猿

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トリプルタイトルマッチ

e0042386_1105299.jpg我が国四度目の三大世界戦ですが,興味深いカードがそろいました。TV放送(日テレ)は19時からのゴールデンで2時間枠,10分の延長あり。一発目のWBA世界Sフライ級戦は16時20分頃開始。メインのWBC世界バンタム級戦は18時50分頃のゴングでした。つまり全試合ディレイ中継です。個人的な希望を言わせてもらえば,メインの入場シーンを流してほしかった。中途半端にラウンド・カットされたWBA世界Sフェザー級戦はもっと切って深夜に廻してのフル・ラウンド中継の方が良かったというところです。

それでは三試合振り返っていきましょう。
まずはWBA115戦。おれは王者サイドの三連勝と予想していましたが,いきなり外れました。採点は至極真っ当。3人のジャッジがそろって名城に与えたラウンドがないほどの完敗です。敗因はムニョスの距離で戦い続けたことに集約されるでしょう。ムニョスは公開練習で多用していた右アッパーをあまり使わず,ストレート系のパンチでうまく距離をキープ。左の突き合いでも優位に立ち,七回にボディを入れて名城のブロックを顎と腹に分散させ,左のロングフックでテンプルを叩きました。打たれ強さだけは証明した名城ですが,カスティージョ戦で見せた鋭い踏み込みを取り戻さないことには世界では勝負できません。

WBA130戦では21戦21勝(21KO)の王者・バレロに果敢に挑んだ本望信人が8回出血ストップ負け。2回に左目上,3回に右目上,4回に右目下と“カミナリ”ならぬカミソリパンチで顔面が血に染まっていきました。一度のダウンも奪われなかった本望は豪打をギリギリのタイミングでかわしながらパンチを返す勇気ある戦いぶりでしたが,惜しむらくは切り癖のある瞼,カウンターを当てたところで倒すことのできない非力さです。勇気は称えますが,勝算はなかったと思います。

WBC118戦は日本のリング初上陸の南アフリカからの挑戦者に問題があった。初めてKO宣言を出した長谷川でしたが,攻めてこない挑戦者・ベチェカに対して無理をしてまで倒しにいく必要はない。それがレフェリーからの再三のファイトの注意,会場からのブーイングにつながりました。そして強引に山場をつくろうとした結果が数点のポイント・ロスと数発の顔面への被弾です。ポイント勝負に徹していたらフルマークに近いスコアで長谷川が勝っていたと思います。しかし,本来ジャバーであるベチェカにほとんど左ジャブを打たせなかったことは左構えということを差し引いても長谷川の巧さだからできたことでしょう。
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by the_leaping_hare | 2007-05-09 02:09 | Box
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