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山猿

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アジアの純心

e0042386_21572345.jpgこの夏,日本ボクシング界最大のカードで,世界を期待していた日本バンタム級王者・三谷将之(高砂)が壮絶に散りました。

最終回,フィリピンからの輸入ボクサーでもある東洋太平洋同級王者・ロリー松下(カシミ)の強打をまともに浴びました。ポイント不利を理解していたのか,大量の鼻血を流しながら三谷は前に出ましたが,ロリーの圧力が強い。間を取ろうとしたところにこの試合ほとんど見せていなかった左アッパーを突き上げられました。後方に崩れてダウン。立ち上がって再開に応じるが,ダメージは大きく滅多打ち。最後は連打の中の左フックで背中からキャンバスに叩きつけられるダウンを喫し,ストップが宣告されました。

試合そのものは東洋王者×日本王者の対決らしくハイレベルな熱戦でした。開始早々,ロリーは得意の右クロスを挨拶代わりに放ちました。これにより三谷の生命線である高速レフトジャブが封じられました。左ジャブが少ないが故に,ロリーの接近を阻めず強い右ボディを許した。近距離で顔面に返す左ショートフックはなかなか効果的でしたが,あくまで左ジャブを出せないための代替策。いわば最終手段でした。独特の間合で放つ日本人離れしたコンビネーションも出せないまま。9回から流れ始めた大量の鼻血が止まらないという不運もありましたが,それもパンチを被弾したからであり力負けです。しかし三谷はまだ22歳。恥じるべき敗戦ではありません。この経験を糧に,逞しくなってリングに帰ってくることを信じています。
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by the_leaping_hare | 2007-08-14 22:23 | Box
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