ブログトップ

山猿

cdghare.exblog.jp

WBA世界ミニマム級タイトルマッチ

e0042386_15384925.jpg世界戦10戦目にして初のKO勝ちを完璧な内容で成し遂げた王者は,勝利の瞬間,体操選手かと見間違うほどの高さのあるバク宙で喜びを表現した。ジムの先輩である元二階級王者・畑山隆則の前座を務めていた頃,恒例だったパフォーマンスを「7度防衛なのでファンサービスです」と久々に解禁。新井田豊がそのケタ違い運動能力の高さを見せつけた試合でした。

相手の仕掛けを待ち,攻撃の大半は左パンチに偏るというボクシング自体は苦戦続きだったこれまでの世界戦と基本的には変わらないものの,この日の新井田にはキレがあった。攻撃を支えるパンチは左アッパーと左フック。ともに肘の角度を固定して叩きつけるように打ち上げる。ナックルはあまり返さず,相手の防御動作に合わせてパンチの軌道を変えることもしないため,スピードがなければ簡単にブロックされるし外されてしまう。しかし,それを圧倒的なハンドスピードが有効打にしてしまう。そして相手のパンチに対する反射神経が抜群であるため打つパンチが悉くカウンターとなる。シドニー五輪にも出場したテクニシャンの挑戦者・バレラ(ベネズエラ)は手を出せば被弾するという状況を繰り返し,早々と手詰まりに陥ってしまいました。
左の連打であればバランスを崩さず何発でも強振できる新井田は,ガードを固める相手にも強い。さらには連打の中に組み込む左ボディブローのタイミングがこの日は抜群だった。3回,中途半端に距離を取ろうとバックステップしたバレラの顎に左フックを叩き込み世界戦では初のダウンを奪う。5回に一旦ペースを落としたが,直後の6回に痛烈な左ボディアッパーで挑戦者の動きを止め,連打で薙ぎ倒しました。
次戦での対戦が濃厚な同級1位で,17戦全勝(16KO)の怪物ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との一戦が楽しみです。スリリングな攻防が展開されることであろうことは間違いありません。
[PR]
by the_leaping_hare | 2008-03-02 02:23 | Box
<< 霧島飲みくらべ ラスト、コーション >>