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山猿

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セーンヒラン・ルークバンヤイ

e0042386_20162973.jpg「千里馬スーパーファイト vol.27」3月20日・神戸サンボーホール

一部マニアが注目した一戦は,三者三様のドローに終わりました。昨年8月にWBA世界フェザー級王者クリス・ジョン(インドネシア)に無謀にも挑戦し,まるで歯が立たなかった武本在樹(千里馬神戸)が世界再挑戦を目指し,WBC世界S・バンタム級10位セーンヒラン・シンワンチャー(タイ)の世界ランクを狙いましたが,目論見は崩れました。

セーンヒランといえばムエタイのファンで知らない人はいないというほどのスター選手。国際式転向後も20連勝を記録しましたが,眼疾でブランクをつくり,復帰戦となった昨年9月のナパーポン・ギャッティサークチョーチャイ(タイ)との“国内頂上決戦”に10回逆転KO負け。この1敗で世界戦線から脱落したのか,日本にやってきました。

結論からいうと,武本は分の悪いドローです。ただ,酷い地元判定というほどではない。
勝負を分けるのはセーンヒランのやる気だと見ていましたが,ひと目見るだけで並のタイ人とは異なる風格を醸し出していましたし,やはり強かった。
重い左ジャブ,右を打つというフェイントでの主導権争いが続いていた2回,リング中央で武本の右ストレートがヒットし,セーンヒランが一瞬両グローブをキャンバスに付くダウン。これでペースを握ったと判断したのか,3回以降,中途半端に距離を取る武本をセーンヒランが正面から追い詰める展開となりました。ポイントを稼ぐ戦い方も用意していたであろう武本でしたが,無駄打ちをしないセーンヒランの左フックと右ストレートがサイドに動く瞬間に飛んでくるため横への動きが制限され,コーナーを背負う危険な場面が増える。それでも致命打を食わず,ラスト2回は気合の入ったアタックで盛り返し,ドローに持ち込みました。
長谷川穂積なき後の千里馬神戸ジムのエースである武本。自身三度目となる世界ランカー撃破とはなりませんでしたが,上出来といえる内容だったと思います。
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by the_leaping_hare | 2008-03-21 21:00 | Box
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