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山猿

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The Pride of National Heros

e0042386_14183358.jpg内藤大助(宮田)の1勝2敗で迎えた前王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)との第四戦。手の内を知り尽くしている強敵を攻略するための工夫がよく見えた試合でした。三者三様のドローで内藤が二度目の防衛に成功。

おれの採点は114−114なので,ドローという結果は妥当だと思いますが,少々疑問を覚えるジャッジでした。と,いうのもおれは8回終了時点では内藤が2ポイント不利。ラスト4回で挽回してのドローという見解です。しかし公式ジャッジでは8回終了時,一人が内藤の4ポイントリード,残り二人がイーブン。このように内藤の攻勢にポイントが流れるのであれば残りラウンドは9回のみがポンサクレック,10回以降はすべて内藤で,間違いなく王者の勝利だと思ったのですが,読みあげられた採点はそうではなかった。途中採点が公開されるたびに,自分以外の二人に採点を近づけるように採点基準を修正する傾向が各ジャッジに見え,一貫性を欠いていたように思えます。

いずれにせよベルトを守った内藤は評価できます。当てるために用意していた顔面への左フックがポンサクレックのダッキングで完全に外され,普通ならリズムが崩れてしまうところを,左をボディに持っていくことで修正しました。極端に左右に広いスタンスから顔を背けるようにして左ボディを放ち,すぐに顔面への右フックにつなげるという変則コンビネーションが冴えた。ポンサクレックはこのパターンを頭に入れていたはずですが,反応できず,最後までもらい続けました。
とはいいながもポンサクレックはやはり強いボクサーでした。コンディションも昨年7月の第三戦より数段良かった。ただ,ひとつ問題があったとすれば7年以上,17回も防衛を重ねた名王者であったが故,挑戦者のボクシングに徹することができなかったということでしょう。左ストレートを効果的に使いながらも攻撃が単発に終わったこと,中盤のポイントを読み違えたことなどもこれに起因します。なにせ王者であれば今回の試合でもドロー防衛という勝ちに等しい結果を得られていたのだから。

客の入りが悪かったとの報道が強調されていましたが,国技館の世界戦としては普通のレベルです。文句をつけるとすれば,チケットが高い。最低価格の5,000円席が完売だったように,安い席のエリアをもう少し増やしていれば,もっと入っていたでしょう。あと,内藤のトランクスやグローブやらにスポンサー広告が多すぎて見苦しい。宮田ジムの営業方針にあまり好感を抱かない者として,次戦以降にこれらの点が良くなることを期待したいところです。
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by the_leaping_hare | 2008-03-23 15:43 | Box
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