ブログトップ

山猿

cdghare.exblog.jp

Evolution for the Next Stage

e0042386_3115063.jpg試合後に対戦相手と健闘を称えあったり,不愉快な発言が大幅に減ったりと父親が表舞台から消えたことがいい方向に働いている亀田くんですが,肝心の試合内容は全然だめです。今回のような不出来であれば「年内に絶対二階級制覇する」というコメントも虚しく響くだけ。この8ヶ月はブランクというマイナス要素よりは,亀父の呪縛を解く貴重な意味を持つ期間だと思っていたのですが,今回はまったくの期待はずれでした。

何がだめかって,目指すボクシング・スタイルが完全に間違っています。前に出ていく体のパワー,一瞬のスピードに秀でている興毅ですが,力強い打ち方をする割にはパンチがない。思いっきり向かってくる相手にはその反動を利用してカウンターで倒すことも可能でしょうが,今回の対戦相手のように弱腰の選手を倒し切るパンチはありません。しかも亀田家が選ぶ相手といったらこんなのばっかし。このままではダラダラした試合しか見せることができなくなってしまいます。しかし今回のレクソン・フローレス(フィリピン)ですが,よくこんな世界ランカーを見つけてきたものだと感心してしまいました。ボディワークとクリンチ以外はさっぱりで,右ストレートすらまともに打てない。これほど怖さのない選手がWBOの2位というのが信じられません。

窮屈なほどガードで顔面を固めた「亀田スタイル」から解放された興毅は序盤,右ジャブを使いながら滑らかに動いていましたが,勝負どころになればなるほど単発の左に頼ったり,極端に攻防分離したボクシングになったりと以前から指摘される悪癖が出てしまいます。興毅の目指すべきところは,相手の懐への出入りを激しくし,回転の速い連打を叩き込むランダエタ・第二戦に近いボクシングにあると考えます。もうだいぶ飽きてはいますが,次回の変貌へと期待は持ち越しとさせていただきます。
[PR]
by the_leaping_hare | 2008-03-24 04:10 | Box
<< 期間限定pino The Pride of Na... >>