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山猿

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THE TIEBREAKER

e0042386_1227426.jpg「WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ」王者:イスラエル・バスケス(メキシコ)○判定2−1●挑戦者:ラファエル・マルケス(メキシコ)

ラバーマッチ。初戦から三戦目まで途中に一戦も挟まずの三連戦。この一年,この王座は,このメキシカンの宿敵だけで争われてきた。

初戦:07年3月3日 カーソン
 王者バスケス●TKO7回○挑戦者マルケス
第二戦:07年8月4日 ヒダルゴ
 王者マルケス●TKO6回○挑戦者バスケス

今年3月1日,会場は初戦と同じくカリフォルニア州カーソンのホーム・デポ・センター。打撃戦のスペシャリストであるバスケスと,硬質なカウンターを秘めるマルケス弟。ハードパンチャー同士の一戦は,三戦目にして初めて判定に持ち込まれた。4回にバスケス,12回にマルケスがそれぞれ一度ダウン。10回にローブローでマルケスが減点1。

最終回。ポイント不利と判断した王者は捨て身のアタック。残り5秒,左右の乱打でマルケスからロープダウンを奪い,僅差判定をものにした。最後の3分間,完全に防御に徹したマルケスを正面から追い詰め,粉砕したバスケスの破壊力に驚きました。
実力差のない選手による再戦では,一般的に戦術の幅の広い方が有利になるもの。つまり打ち合い一辺倒のバスケスよりは,ボクシングもできるマルケスが有利なはずなのに,二戦目&三戦目とバスケスが制しました。今回,執拗に左ジャブを使ってきたマルケスに対し,バスケスはこれを平然と貰いながらも,突如最少の動きで外して左フックを叩き込んだり,右クロスを放ったりして応戦します。想定外の攻撃にも意外と対応できるところにバスケスの巧さがありました。器用さと持ち前の強打で,KO負けのピンチを回避。そして最後は獰猛なファイターの真骨頂。ラスト5秒の逆転劇。ある意味,KO決着以上にスリリングな激闘でした。
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by the_leaping_hare | 2008-04-08 14:53 | Box
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