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山猿

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Detroit Rock City

e0042386_15173466.jpg三度目の王座獲得を目指すWBA世界ミニマム級2位の高山勝成(真正)が「世界前哨戦」と銘打たれたイベントのメインで登場。相手はフィリピン同級4位のマーティン・キラキル。小柄なサウスポーで,思い切り打ってくる左ストレート以外は特筆すべき点のない選手でした。高山は頻繁にポジションを変えながらも正面から短い右ストレートで打ち勝ち,連打の中に組み込む左ボディフックで効果的なダメージを与えました。9回終了間際,連打からの左ボディを浴びたキラキルはクリンチしようとしてそのままダウン。カウントアウトされました。
最後まで戦う気でいたフィリピン人からダウンを奪ってKOした点は評価できます。スピード差があるため「対サウスポー」ということをさほど意識した戦い方はしていませんでしたが,右からの攻撃などもうまくできていました。KOするには連打かロープに詰めるしかないとパンチの軽さを自覚し,それに見合ったボクシングを確立しつつあります。
一方,深刻なのがセミ・ファイナルで大苦戦の末に2−1判定勝ちの小松則幸(グリーンツダ)。久高寛之(グリーンツダ),相澤国之(三迫),大久保雅史(青木)にKOされている平凡なタイ人ユーチ・ウアサムパンに6回にはダウンを奪われるなどKO負け寸前に追い込まれていました。前戦でも書きましたが,もう引退すべきです。この日の府立第二でも小松の試合が終わると,超満員だった観客が半分近くに減ったようにチケットが売れる選手のため,様々なしがらみから辞めることができないのかもしれませんが,体が心配です。
光るものを見せたのが,東洋太平洋ミニマム級4位のロレン・デル・カスティーリョ(フィリピン)を判定で破り,ランキング入りを確実にした武市晃輔(金沢)。ドリームジムから移籍して2戦目の元東日本ミニマム級新人王ですが,日本人離れしたスピードとテクニックの持ち主。飛び込み様の左アッパーやサウスポーにスイッチして瞬時に左ストレートを打ち込むセンスなど運動神経の塊のようなボクサーです。スタミナに課題がありますが,非常に楽しみな選手です。
なお,今回の興行では高山専用のパンフレットが製作されており,珍しいことに2種類のパンフが無料で配布されていました。
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by the_leaping_hare | 2008-04-29 15:58 | Box
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