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山猿

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ミラクルボディー

みどりの日に放送されたNHKスペシャル「ミラクルボディー」をたまたま見ました。「反応の限界を超えろ」というテーマでトップアスリートの反射神経に焦点を当て,ヤクルトの青木宣親,全日本剣道選手権・決勝,そして前WBC世界ミニマム級王者イーグル・デーン・ジュンラパン(タイ/角海老宝石)が特集されていました。
驚くことに昨年11月29日,バンコクの空軍基地特設リングで行われたオーレイドン・シスサマーチャイ(タイ)とのWBCミニマム級戦というボクシングファン以外は誰も見ていないであろう試合の検証番組となっていました。
まずイーグルのカウンターを取る反応速度が人類の限界を超えたものであるということをハイスピードカメラを駆使して示す一方で,ボクサーには相手の動きに惑わされないように反応を抑制する能力もあるということを杏林大医学部での実験結果などから明らかにしていく。番組では,究極の反応を試された戦いにイーグルは敗れたと結論づけたのです。
0−3の判定で王座陥落した試合をイーグルは「カウンターが怖かったのです。あと一発がでませんでした」と振り返った。反応を抑制することができなかったから,チャンスに仕掛けることを無意識に止めてしまったのです。
この試合前にスポンサーの京和建物社長が逮捕され,タイ開催に応じるしかなかったということも勝敗を分けた大きな要因ではあるでしょう。祖国でありながら,敵地での戦いを強いられたイーグル。こういった背面の事情にはもちろんノータッチですが,ボクシングという競技の持つ繊細な技術,心理面を正攻法で描いた非常に興味深い番組でした。
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by the_leaping_hare | 2008-05-06 14:45 | Box
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