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山猿

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ウィラポン引退

16日付のバンコクポストからです。前WBC世界バンタム級王者のウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)がマネジャーを通じて引退を表明しました。
12日の挑戦者決定戦に4回TKO負けし,長谷川穂積の保持するWBC王座への挑戦権を失ったばかりでした。マネジャーのスチャート氏によると,今後はナコンルアンジムで後進の指導にあたるとのこと。通算成績は61勝(43KO)4敗2分け。39歳。
ムエタイ王者から国際式に転向後わずか4戦で95年9月17日にダオルン・チュワタナ(タイ)との同国人対決を制し,WBAバンタム級王座を獲得。このタイトルは初防衛戦でナナ・コナドゥ(ガーナ)に大逆転の2回TKO負けで手放しますが,地道にキャリアを積み,98年12月29日に大阪市中央体育館で辰吉丈一郎を衝撃の6回KOで破り,WBC王座に就く。以後,05年4月16日に日本武道館で長谷川に破れるまで14度の防衛を重ねました。
辰吉と二戦,西岡利晃と四戦,長谷川と二戦と日本のリングでも十分にその強さを見せつけたウィラポン。おれは長谷川との第一戦以外の七試合を会場で観ています。中でも緊張感の張りつめた技術戦から気迫あふれる打撃戦へと一気に変貌した横浜アリーナでの西岡・第二戦での死闘ドローが印象に残っています。戦いの最中はほとんど表情を変えない選手でしたが,この試合では“本気”になった瞬間を感じました。風格漂う誇り高き王者でした。
もう一人の元王者・辰吉さんはどう感じているのでしょうか。
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by the_leaping_hare | 2008-06-17 15:09 | Box
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