ビッグニュースが世界を駆け巡りました。数日前に交渉決裂が伝えられたオスカー・デ・ラ・ホーヤ(米国)とマニー・パッキャオ(比国)のメガファイトが急転直下,合意に達したとロサンゼルス・タイムズを筆頭に米国のメディアが27日(日本時間28日),一様に報じています。28日にゴールデンボーイプロモーション(デ・ラ・ホーヤ側)とトップランク社(パッキャオ側)の両陣営から正式に発表されるようです。
試合は12月6日,ラスベガス,MGMグランドにて開催。
ウェルター級リミットのノンタイトル12回戦。HBOでPPV中継となります。
数日前に交渉が決裂した時の理由が契約ウェートなど勝敗に直接関わる要因ではなく,両者のファイトマネーの取り分だったことから,一転しての開催は十分あるとは思っていました。それでも実際に決まってしまうと「本当にやんのかい!」という思いに包まれます。話題性は文句なし,常識では計れない結末を秘めているような魅惑的なカードでもあります。しかし同時に,両者の体格差は,ボクシングの本質的な在り方を否定してしまうようにも感じます。
パッキャオは147ポンドでも勝つ可能性はあるでしょう。ただ,ひとつ確かなことは決してベストウェイトではないと言うことです。