ブログトップ

山猿

cdghare.exblog.jp

帰ってきた亀田大毅

e0042386_11515524.jpg「52・5キロ契約10回戦」(2008年11月6日・後楽園ホール)
亀田大毅(亀田)○KO5回1分47秒●アンヘル・レサゴ(メキシコ)

別に帰ってこなくても良かったんですが,昨年10月11日,有明コロシアムでの内藤大助(宮田)に挑んだWBC世界フライ級タイトルマッチでの反則行為で1年間のライセンス停止を受けていた亀田大毅が危なげないKO勝ちでリングに復帰しました。思いの外,いい試合をしました。「亀田の拳省会」と銘打たれた試合の主催はワタナベジム名義。テレビはCSのTBSチャンネルで21時から生中継されました。

髪を切ってリングに出てきた大毅だが,身体だけ見ても空白の1年間にそれなりの練習を積んできたことが伺えました。左ガードを下げて力を抜いた構えからフリッカー気味の左ジャブを飛ばす。25戦16勝(9KO)7敗2分けという今回の相手も打ち返される怖さはなかったが,サンドバッグを叩くかのような大きなモーションで力を込めて左フックを打つだけの従来のスタイルから数段進歩が見られた。強振してバランスを崩すこともなく,右を出しておいて得意の左フックに繋げる。顔面からボディへの左フックのダブルもスムーズに打てていた。
この選手,元々ガードは堅いのであまり顔面は打たれない。ただ,これまではガードを固めると攻撃に移るまでに間があり,かなりの攻防分離だったのだが,この日は上体の動きもなかなか柔らかかった。左パンチの軌道は広く,ボディ打ちは結構うまい。

4回中盤に左ボディに勝機を見出し,5回1分15秒過ぎ,右ストレートを見せておいてから瞬時に返した左ボディで先制のダウンを奪う。再開後は左ボディ連打でメキシカンにテンカウントを聞かせた。大毅の12戦の中ではベストパフォーマンスといっていいだろう。少なくとも日本ランカー級の実力はあるし,日本王者にはなっても不思議ではないと思った。

カウント10の直後,ガッツポーズを見せるよりもまずリング中央に歩を進め,四方に丁寧に頭を下げて挨拶。続いて敗者に労りの言葉をかけていた。
勝利者インタビューでは頭の悪さは隠し切れないが,気持ち悪いくらいに敬語を使おうとしていた姿勢は認めてあげてもいいのではなかろうか。
この日に関しては,大毅が発したすべての言葉よりも興毅の「俺は早いこと世界戦がしたいな」という言葉の方が重みがなく,不快に感じた。ボクサーはリングの中でこそ雄弁であればいい。
[PR]
by the_leaping_hare | 2008-11-07 04:31 | Box
<< 四川省成都 2008年全日本新人王戦西軍代... >>