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山猿

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三谷初解説…戎岡弟不覚

「En El Mundo Triunfare Boxeo vol.11,lleno de esperanza」(2008年12月28日・高砂市総合体育館)
08年西日本最後の興行は高砂ジム主催。エースの三谷将之が今月13日に右目網膜剥離で引退を表明したため,メインは明石ジムの日本Lフライ級9位・戎岡淳一に任せての開催となった。
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4回戦 徳永章宏(高砂)●判定0−2○踊瀬恵輔(タキザワ)
4回戦 村木雅(西遠)○KO3回59秒●高野誠三(明石)
6回戦 脇本雅行(高砂)○判定3−0●大木良祐(千里馬神戸)
6回戦 平尾彰敏(ハラダ)●TKO2回2分56秒○福岡孝太(明石)
8回戦 山下将臣(高砂)○TKO7回39秒●長屋洋(岐阜ヨコゼキ)
8回戦 ペットクローンパイ・ソーターンティップ(タイ)●KO2回2分48秒○帝里木下(千里馬神戸)
8回戦 森川弘幸(高砂)○6回1分19秒●大庭宏之(西遠)
8回戦 チャットーン・ギャットトーボーウポン(タイ)●6回19秒負傷判定0−3○ジェロッピ瑞山(千里馬神戸)
8回戦 久田哲也(ハラダ)○判定2−1●戎岡淳一(明石)

JR宝殿駅から徒歩約20分と不便なこの会場。着いた時は第三試合の途中でした。新人時代,非常にセンスを感じさせていた脇本だが,このところ単に巧いだけのサウスポーになってしまっている。この日も盛り上がりなく無難に判定勝ち。

第四試合では今年度西日本新人王決勝で敗退した福岡が再起。自慢の強打復活で二度ダウンを奪い,レフェリーストップ。

続いて高砂ジム会長の御子息・山下将臣が登場。身長で大きく上回る山下が立ち上がりから積極的に左ジャブを突いて攻め込むが,決定打がない。判定決着濃厚と思われた7回序盤,連打が決まり長屋が防戦一方に陥ったためストップ。

第六試合では千里馬神戸ジムの“秘密兵器”帝里木下のプロ五戦目。2回序盤にバッティングで元タイ王者のペットクローンパイが眉間を小さくカット。途端にやる気をなくし,ドクターチェックを促すと頻りに首を振って続行不能を訴える。ここでストップになれば負傷引き分けとなるため,千里馬陣営からは「アカン,アカン,止めたらアカンで」の声が上がる。再開したものの,タイ人はやる気がなく,帝里の連打に自ら三度座り込んでKO負け。酷い試合。

第七試合,“高砂のゾンビ”森川が二連敗中とは思えないパフォーマンスで圧倒。スピード,キレは欠くものの,多彩なパンチと手数で相手に鼻血を流させ,6回に連打でストップに持ち込んだ。大庭はストップに不満のようだったが,足元がふらふらで主審の判断は妥当。なお,この試合から三谷将之が解説席に座った。とても饒舌とはいえないタイプなので慣れるまでに時間がかかりそうだが…初解説の模様は1月7日22時15分からスカイAで放送。

セミファイナルで千里馬ジムの輸入ボクサー・ジェロッピがタイ人と対戦。巧いのだが,倒せないいつものペースで迎えた6回開始直後にバッティングが起こり,ジェロッピが左目上を大きくカット。即,試合終了でジェロッピの判定勝ち。

メインでは波乱。今年,世界戦を行った戎岡がノーランカーの久田に判定負け。「内藤×山口戦」の影響か両者,激しく打ち合う。左フックの返しのタイミングなど打ち合いの中にも巧さを見せていた戎岡だが,4回終了間際に左フックを浴びてぐらつくと,以後も打ち終わりのガードの甘さを衝かれて久田の右ストレートを被弾。終始打ち合いとなった最終8回に打ち負け,結果的にこれが勝敗を分けた。久田が77ー76×2,76−77の僅差スプリットで大金星。戎岡は現役続行とのこと。元々,テクニックのある選手なのに,このところ兄・彰のようなボクシングに近づいており,打たれ過ぎるのが気になる。

今回のパンフではA級戦に限り「俺様の予想」なる展望が記されており,「ペットクローンパイのKOまたはダウンを奪われた末の判定負けと予想!」と敢えて帝里の負けを予想して笑わせると思いきや,「戎岡が苦戦の上,判定で勝利すると予想するが,番狂わせの臭いもする一戦だ」と実に的確な指摘もありおもしろい。次回も掲載してほしいところです。

なお,戎岡の試合には必ず応援に駆けつける辰吉丈一郎と意見交換をするためにJBCの安河内剛事務局長が来場。引退勧告をしないのなら話し合いを持つ意味などないと思うのだが。
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by the_leaping_hare | 2008-12-29 07:42 | Box
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