山猿
2011-03-30T21:43:51+09:00
the_leaping_hare
静かに眠り続けて…
Excite Blog
東北地方太平洋沖地震
http://cdghare.exblog.jp/14420799/
2011-03-12T23:59:00+09:00
2011-03-13T06:11:42+09:00
2011-03-13T05:59:40+09:00
the_leaping_hare
Others
その後、現実とは思えない映像を目にした恐怖は、時間が経つにつれて明らかになる事実とともに悲しみとなっていきます。
犠牲となられた方々へお悔やみ申し上げます。
安否が不明な方々の無事を心から祈ります。 ]]>
Perfect Records Perfect Match-Up
http://cdghare.exblog.jp/14409598/
2011-03-11T02:44:38+09:00
2011-03-11T02:44:41+09:00
2011-03-11T02:44:41+09:00
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Box
「WBC/WBO世界Sライト級王座統一戦」(2011年1月29日@シルバードーム)
WBC王者:デボン・アレキサンダー(米国)●負傷判定10回1分59秒○WBO王者:ティモシー・ブラッドリー(米国)
“Alexander The Great”デボン・アレキサンダー、21戦全勝(13KO)、23歳。
“Desert Storm”ブラッドリー、26戦(11KO)1NC、27歳。
中量級を代表する米国人王者による注目の無敗対決。共に3度目の防衛戦を兼ねた王座統一戦はミシガン州ポンティアックで決行された。
3回にバッティングで右瞼をカットしたアレキサンダーが10回に再びバッティングで左目付近を痛打。試合続行不可能と判断され、負傷判定でブラッドリーが王座を統一した。スコアは97対93、96対95、98対93で3者ともブラッドリー。
サウスポーながらジャブを多発するアレキサンダー大王。ペース支配に加えて狙いすました右アッパーを入れ続けたファン・ウランゴ(コロンビア)とのV1戦(8回1分12秒TKO勝ち、2010年3月6日@モヒガンサンカジノ)は出色のデキだった。
しかしながら、この試合では攻撃の起点となる右ジャブがあまり機能しない。身長、フットワーク、リズム感では相手を上回るものの、軸のぶれないブラッドリーの左ジャブの方がむしろ当たる。
対サウスポーでも難なくリードを突くブラッドリーは、ジャブから右フックに繋げる際に必ず距離を詰める。スウェーで右フックを外されようと懐に入り、相手の上体を起こす。圧倒的に有利な体勢をつくったところで、回転の速いショート連打を飛ばす。
ブラッドリーのプレスに押され気味のアレキサンダーは3回のカットも重なりバックステップ、クリンチの頻度が増える。中盤、シャープな左カウンターで挽回に出るが、重心が後ろに残り気味でタフなブラッドリーには通じない。
終始ペースを支配したブラッドリーの明白な勝利だが、得意とするショートレンジでの連打にしてもパンチの精度、威力は物足りない。両者通じてダメージングブローはほとんどなく、バッティングによる結末といい、期待された好試合とはならなかった。]]>
Ron Herman 神戸
http://cdghare.exblog.jp/14406827/
2011-03-10T20:39:39+09:00
2011-03-10T20:39:39+09:00
2011-03-10T20:39:39+09:00
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Fashion
この辺りは毎日のように通るので近々、覗いてみようかとも思います。オープン記念限定品は欲しいものがありません。 ]]>
ヱビス×BEAMS
http://cdghare.exblog.jp/14406825/
2011-03-09T23:59:00+09:00
2011-03-10T20:39:11+09:00
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Food
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判断と決断
http://cdghare.exblog.jp/14396300/
2011-03-08T23:59:00+09:00
2011-03-09T05:12:04+09:00
2011-03-09T05:11:41+09:00
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Rugby
在任4年間で2度優勝、大学レベルでは僅か4敗しかしていないのにラストシーズン(09年度)の結果が全然だったため監督としての評価も地に堕ちた感のある中竹氏。しかし退任後の10年度、タレント揃いのメンバーで臨みながら後任者も「荒ぶる」を逃してしまうという結果になったことで、選手権2連覇監督の説得力も少しは戻ってきたというところでしょうか。
監督時代のエピソードが随所に出てきますが、登場人物はなぜか仮名。もっとも、少しでも早稲田ラグビーに興味のある人なら誰のことなのか考えるまでもなく判ります。いわゆるビジネス書であって、中間管理職とかが読むには良いと思いますが、早稲田ラグビーものとしては期待してはいけません。早稲田ラグビー弱体化の一因を紐解くヒントがあるような気がしないでもないですが。 ]]>
2011J開幕
http://cdghare.exblog.jp/14389424/
2011-03-07T23:59:00+09:00
2011-03-08T05:05:13+09:00
2011-03-08T04:08:18+09:00
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Football
トリニータは話にならないので、今季も名古屋とセレッソを応援することになります。
開幕節は大阪ダービー@万博(ガンバ2−1セレッソ)のみテレビ観戦しましたが、GK以外のポジションはすべてガンバが上というような試合でした。3位躍進の昨年もそうですが、好結果を残したシーズンであっても、セレッソのスタートダッシュの失敗はお約束といったところです。ただ、今季は非常に負担の大きいACLという日程もこなさなければならないだけに例年とは異なる不安を覚えます。戦力的には昨季との比較として分かりやすいトップ下の家長→倉田秋よりも、ボランチのアマラウ→中後というスケールダウンが気になります。早いところ1勝して落ち着いてほしいところです。 それでは順位予想です。
1 名古屋
2 鹿島
3 G大阪
4 川崎
5 広島
6 横浜FM
7 新潟
8 C大阪
9 浦和
10 仙台
11 磐田
12 大宮
13 甲府
14 柏
15 清水
16 山形
17 神戸
18 福岡]]>
錬金覇者の宴が始まる。最後に笑うのは鍛錬の雄。
http://cdghare.exblog.jp/14375199/
2011-03-06T07:25:52+09:00
2011-03-06T07:25:53+09:00
2011-03-06T07:25:53+09:00
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Keirin
「G1・第64回日本選手権競輪」(2011年3月6日@名古屋競輪場)
車番 選 手 所属 脚質
1 山口幸二 岐阜 追込
2 兵藤一也 群馬 追込
3 村上義弘 京都 逃捲
4 長塚智広 茨城 捲逃
5 鈴木謙太郎 福島 逃捲
6 山内卓也 愛知 追捲
7 市田佳寿浩 福井 捲追
8 太田真一 埼玉 追捲
9 松岡貴久 熊本 捲追
想定周回:428・731・56・9
ロケットダッシュを武器に、アテネ五輪で銀メダルを獲得した長塚先生。
静止状態から250メートルを走らせたら世界一とも言われるが、タイムを競うわけでもなく静止状態にもならない本業の競輪では未だ無冠。
ところが、政界転身を狙った09年茨城県知事選、10年参院選(茨城選挙区)での落選を経て迎えた11年、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に合格するとともに、本業でも謎の爆発を起こしている。今回の名古屋ダービーでも圧巻の3連勝。初タイトルに王手をかけた。現在、最も強い選手ということらしい。
準決勝では3レースとも本線が崩れ、決勝は鈴木の先行一車。こうなれば長塚の一気捲りで決まりだ。
抵抗するのは近畿勢。前回りを志願した市田は先行争いはできないので中団死守からの早仕掛けだろう。市田に乗る村上と長塚先生の一騎打ち。ヤマコウや兵藤は付いていけない。外を踏む松岡よりも大穴は太田の内突き。
4−3、4−8]]>
山中vs岩佐
http://cdghare.exblog.jp/14375087/
2011-03-05T23:59:00+09:00
2011-03-30T21:43:51+09:00
2011-03-06T06:30:08+09:00
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Box
「日本バンタム級タイトルマッチ」(2011年3月5日@後楽園ホール)
王者:山中慎介(帝拳)○TKO10回1分28秒●同級1位:岩佐亮佑(セレス)
今春のチャンピオンカーニバルの目玉カードは、期待以上の好試合となり、王者・山中慎介が最終回ストップ勝ち。“Eagle Eye”岩佐亮佑との無敗対決を制し、初防衛に成功した山中はこれで8連続KO勝利。世界初挑戦へ秒読みに入った。
両者とも身長170センチのサウスポー。仕留めの精度は共に高いが、それが硬質の左ストレートに集約される山中に対し、スピードに恵まれトリッキーな動きもできる岩佐の方が戦術の幅は広いように見える。
しかし、この試合では両者の「経験」が勝敗を左右した。数字上のプロキャリアではない。「サウスポー対サウスポー」の経験である。
岩佐は今回がプロ初のサウスポーとの対戦。これまで自らが優位性としてきたものに対峙しなければならない。サウスポーの特異性を知り尽くしたような師、元WBA世界Sフライ級王者・小林昭司(セレス小林)会長の指導の下、対策は施してきただろうが、実際のところ、山中クラスの相手を練習段階で用意することは簡単ではない。
一方で王者陣営。ジム内を見渡しただけで西岡利晃、粟生隆寛、下田昭文というサウスポーの世界王者3人。環境の違いは言うまでもない。
「左対左」ということで挑戦者は右リードを重視したように見えた。その成果は右の突き合いを有利に進め、左クロスを当てまくった序盤の優勢として表れたが、同時にポジションの固定、サイドへの動きを制限することにも繋がった。
これは縦の動きで勝負する山中にも不都合ではなく、このエリアなら引き出しの数でも負けていない。序盤のピンチを乗り切ると左ストレートを長短上下に打ち分け、挑戦者にダメージを重ねる。右ジャブに限らず、1発目のパンチからできるだけ当てようとする挑戦者と、1発目はミスブローでもいいという王者の意識の違いは望まざるも両者の距離を縮めることになり、ペースは山中に傾いていった。
それにしても、3回までの岩佐は一気に倒し切ってしまうのではと思えたほどのパフォーマンスだったが。
山中は南京都高3年時の00年、とやま国体フェザー級少年の部で優勝。準決勝では習志野高1年だった粟生隆寛にポイント勝ちしている。その後の主要大会を総ナメして史上初の「高校6冠」となる粟生に高校段階で最後に土をつけた選手だ。岩佐は習志野高で粟生の5学年後輩。高校時代は3冠を獲得している。
両者を繋ぐその存在。リングサイドで観戦していた粟生は決着後、エプロンサイドに駆け上がって泣きそうな顔で勝者と歓喜の抱擁を交わしていた。
リング上での勝利者インタビュー。
「1位の、最強の岩佐君とやったんで、まあ自分の中では日本で敵がいないと思っているんで、もう本当世界戦やりたいです。できればまあ亀田君とやりたいですけどね」
山中vs岩佐。勝者の次戦と、敗者の未来に注目だ。 ]]>
eYeバッグ
http://cdghare.exblog.jp/14361184/
2011-03-04T03:50:00+09:00
2011-03-06T21:47:01+09:00
2011-03-04T03:50:27+09:00
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Fashion
今季のeYe JUNYA WATANABE COMME des GARCONS MANのエコバッグ。ブラック、ブルー、ピンクの3色展開。
JUNYAでは有り得ないくらいの安さということで、夏場の通勤かばんとして黒を買ってみました。]]>
沖縄メロン
http://cdghare.exblog.jp/14361158/
2011-03-03T23:59:00+09:00
2011-03-04T03:35:12+09:00
2011-03-04T03:35:12+09:00
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Food
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生チョコ苺
http://cdghare.exblog.jp/14351797/
2011-03-02T21:52:00+09:00
2011-03-02T21:55:04+09:00
2011-03-02T21:52:56+09:00
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Food
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咲くラガー
http://cdghare.exblog.jp/14341155/
2011-03-01T13:06:01+09:00
2011-03-01T13:06:02+09:00
2011-03-01T13:06:02+09:00
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Food
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エディとチャンプ
http://cdghare.exblog.jp/14337821/
2011-02-28T22:56:00+09:00
2011-03-02T23:20:46+09:00
2011-02-28T22:56:01+09:00
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Box
エディとは日本で6人の世界王者を育てた米国人トレーナーのエドワード・タウンゼント氏であり、チャンプ(番組中では「少年」という呼称が使われる)とはエディ最後の弟子である現井岡ジム会長・井岡弘樹氏のこと。
番組は87年11月21日に放送されたもの。井岡は同年10月18日、東大阪市の近畿大学記念会館でマイ・トンブリフラム(タイ)との決定戦を制し、新設のWBC世界ストロー級王座を獲得しました。現在も破られていない18歳9ヶ月での国内最年少記録、当時国内最短の9戦目での世界王座獲得でした。番組はこの一戦に向かう、18歳のボクサーと73歳のトレーナーの姿を追ったドキュメンタリーです。過去の映像やふたりの経歴等の説明はほとんどなく、試合のシーンをも含めて87年の「エディとチャンプ」だけを映し出します。
24年の時を経て、この王座を甥の井岡一翔が“奪還”したからでしょうか。このタイミングでの再放送。貴重な映像、もちろん録画しました。
井岡が世界王者になり、東京・中野本町の自宅に帰ったエディが入院したことを伝えて番組は終わります。エディは既に末期の直腸癌に蝕まれていましたが、極度の疲労で入院したということになっています。当時、病状を知らされている人が限られていたからだと思われます。
翌88年1月31日、大阪城ホールでの井岡の初防衛戦。迎える挑戦者は同級1位でIBF王者でもある李敬淵(韓国)。寝たきり状態の中、試合に向かったエディは開始直前に意識を失い緊急搬送されます。そして井岡は魂の最終回TKO勝ち。病院に駆けつけた井岡が勝利を報告した直後、エディは息をひきとります。こちらの感動的な物語は「NHK特集 エディ〜老トレーナーと19歳の世界チャンピオン〜」に詳しいです。
久々に「遠いリング」も読んでみようと思います。 ]]>
信じている拳
http://cdghare.exblog.jp/14331044/
2011-02-27T23:59:00+09:00
2011-02-28T00:47:39+09:00
2011-02-28T00:47:39+09:00
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「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(2011年1月31日@有明コロシアム)
王者:内山高志(ワタナベ)○TKO8回終了●同級4位:三浦隆司(横浜光)
過去の世界戦で完勝してきた内山がようやく強敵を迎えたかとも思ったのもつかの間、一度は発表した暫定王者ホルヘ・ソリス(メキシコ)との統一戦の交渉をまとめることができず、前座に出場予定だった日本王者の三浦を代替挑戦者に立ててのV3戦。三浦の日本王者としての実績には申し分なく、さらには強打者だけに、番狂わせの可能性がないわけではないが、失望感は否めない。この日、有明でのダブルタイトルマッチ。出場4選手が全員日本のジム所属となってしまった。
右構えの内山と左構えの三浦。小細工なしに真っ正面からプレッシャーをかけ、左強打を振っていく挑戦者を淡々と捌く内山。硬質の左ジャブで無防備な三浦の顔面を叩き、2回には早くも挑戦者の右目付近が変形を始めた。内山が完全にペースを握ったように思えた序盤戦。しかしその流れで迎えた3回、波乱が生じる。
そこまで少々距離のあるところから被弾覚悟で左クロスを振りながら入ってくる挑戦者に対し、打ち終わりにもジャブを当てる、立ち位置を変えるという丁寧な組み立てで対応していた内山が正面から左を直撃される。真下に落下するようなダウン。これほど硬質のパンチを打つ内山は打たれたらダメージを残す体質ではないかと思っていたが、冷静な対応でピンチを乗り切ったのはキャリアの為せる技か。
チャンスを迎えた三浦だったが、そこでも頼れるのは左の単発強打のみ。確かに強いパンチだが、打ち出しの距離も当てる距離も限定される。結局、追撃に失敗し、その後もジャブを浴び続けた。そして右目が完全に塞がった8回終了時のインターバル、賢明な判断でギブアップすることとなった。
ダウン時のダメージ、右拳の負傷をそれほど悟らせなかった内山はさすが。あまり世界戦ではお目にかかれない“左一本”でのKO劇。ソリスとの統一戦が困難なことが明らかになったのは残念だが、今後、魅力あるカードの実現を待ちたい。
テレ東の放送はSフェザー級戦は生中継、Sバンタム級戦はディレイ。レポーターに大橋アナが復活していたようだが、姿が映らなかったのは残念だった。]]>
Can you hit the target?
http://cdghare.exblog.jp/14327259/
2011-02-26T23:59:00+09:00
2011-02-28T02:38:14+09:00
2011-02-27T16:13:14+09:00
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Box
「WBA世界Sバンタム級タイトルマッチ」(2011年1月31日@有明コロシアム)
王者:李冽理(横浜光)●判定○同級6位:下田昭文(帝拳)
チャレンジャーが勝つには身体能力と序盤の強さを弾けさせたKO勝ちしかないかと思っていたが、そういった傾向の試合と言っていいかな。いや、結果は挑戦者の明白な判定勝ちなのだが。
戦術変更もマインドコントロールも効かず自滅癖のある挑戦者は、この王者が最も得意とするタイプではないかと思った。序盤の失点は想定内で挽回が可能。そういった展開も描けたが、試合は立ち上がりからリードした挑戦者がほぼ一方的に押し切った。つまり王者の落ち着きは、挑戦者の勢いを誘発させる結果を導いた。KOで終わらなかったのは王者の意地と、攻撃力の割には甘い挑戦者の詰めといったところだろう。おれの採点は3回がイーブン、7回のみ王者のラウンドで、108対119で下田の圧勝。
右構えの李と左構えの下田。積極的に攻めてくる下田の左ストレートの打ち終わりに李は右ストレートのカウンターを狙った。その試みは3回終了間際に一度だけ成功し、鮮やかなダウンを奪う。
立ち上がってきた時の下田の呆然とした表情からしてもう少し時間があればフィニッシュが可能だったかもしれないが、ゴングに断ち切られる。さらにこの場面の直前に李は最初のダウンを喫しており、下田の左クロスをカウンターでまともに浴びたダメージが少なからず残っていたことも痛かった。インターバルで回復した下田に4回開始直後にはあっさりペースを戻される。この回、李は故意ともとられかねないバッティングで下田の右目上をカットさせるが、流れは変えられず。以後は粘るだけのボクシングになってしまった。5回には不用意に左アッパーを打って出たところに画に描いたような左カウンターを合わされて大ダメージを負うダウン。8回にもバランスが崩れたところをスリップ気味に倒された。
李は右カウンターを打ちやすいように右拳をかなり低い位置で構えるが、下田のパンチ速度に付いていけず、これもディフェンスの破綻に繋がった。徳山昌守のような強い左ジャブでもあれば話はまったく違ってくるのだが。
下田はKOこそ逃したが、終盤も集中力を切らさず、大差判定勝ち。
入門の経緯からして帝拳の大半の選手とは異質の新王者。キャリア育成も帝拳特有のものから外れていたが、敗北の経験も含めてそれが大一番で活きたように思う。まだまだ穴も危うさも見えるが、それがまた下田昭文の魅力でもある。帝拳にベルトが増えるのは気に食わないが。暫定王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)との統一戦実現できないか。ミスター・ホンダ、お願いします。]]>
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