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山猿

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カテゴリ:Movie( 43 )

ベルベット・レイン

e0042386_2248367.jpg香港映画の熱狂的なファンです。近年ではやっぱり『無間道』(=『インファナル・アフェア』)が大好き。ロケ地巡りも敢行しました。深水[土歩]のアンプ屋,アンソニー・ウォン(黄秋生)が墜死した上環のビルなども黒スーツで訪れ,記念撮影してくるような人間です。

この『ベルベット・レイン』(=江湖)ですが,監督は今作が商業映画デビューとなるウォン・シンポー(黄精甫)。黒社会もの,いわゆる香港ノワールです。ストーリー構成,映像など新人らしい挑発的な気概は買えます。しかしいくらなんでも『無間道』を意識しすぎでしょう。作品全体に渡るクライマックスの仕掛けもあまり効果を発揮しているとはいえない。本家には到底及びません。それでも満足です。久々にアンディ・ラウ(劉徳華)とジャッキー・チョン(張學友)の絡みをスクリーンで観ることができるというだけで言うことありません。
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by the_leaping_hare | 2005-11-11 23:32 | Movie

ライフ・イズ・ミラクル

e0042386_261190.jpgエミール・クストリッツァ監督の映画が大好きです。

ここでも悲劇と喜劇が交錯します。戦争,そしてそれを起こしてしまう人間の愚かさをどこまでもナンセンスにコミカルに描きながらも,同時に哀愁が漂う。重すぎるテーマをノースモーキング・オーケストラのエネルギッシュなジプシー・サウンドがかき消す。

舞台は1992年,旧ユーゴ・ボスニア南東山間部。内戦が勃発,妻には逃げられ,一人息子は徴兵に取られる。自らの社会的存在を見出せない鉄道技師のセルビア人中年男に突然舞い降りた恋の物語。

絶望とはなんたるかを知り尽くしたクストリッツァ監督だからこそ描ける映画。そこでは絶望的状況下でも生きるという選択をした人(驢馬)たちに奇跡が用意されています。人生のすばらしさ,生きるための勇気,愛の持つ力をどこまでも力強く訴えかけてきます。

そう,人生には愛の翼で空高く飛べると信じることのできる瞬間が必ずあるのです。
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by the_leaping_hare | 2005-09-24 01:44 | Movie

リンダ リンダ リンダ

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2000年の東京国際映画祭で『吠える犬は噛まない』(ポン・ジュノ)を観た時からペ・ドゥナには目を付けていました。現在の活躍を考えれば,我ながらなかなか先見の明があったと思います。実年齢25歳の彼女はここでも女子高生役をまったく違和感なくこなしています。しかし,♪僕の右手を知りませんか♪と日本映画で熱唱する日が来るとはねえ。劇中の主人公はブルーハーツ創成期に生まれた女子高生たち。彼女たちの世界を到底理解できないブルーハーツ世代の心にもしんみりと響く青春映画の秀作。スコアが元スマパンのJames Ihaってことも見逃せません。
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by the_leaping_hare | 2005-08-28 23:27 | Movie