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山猿

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カテゴリ:Box( 415 )

Perfect Records Perfect Match-Up

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「WBC/WBO世界Sライト級王座統一戦」(2011年1月29日@シルバードーム)
WBC王者:デボン・アレキサンダー(米国)●負傷判定10回1分59秒○WBO王者:ティモシー・ブラッドリー(米国)

“Alexander The Great”デボン・アレキサンダー、21戦全勝(13KO)、23歳。
“Desert Storm”ブラッドリー、26戦(11KO)1NC、27歳。
中量級を代表する米国人王者による注目の無敗対決。共に3度目の防衛戦を兼ねた王座統一戦はミシガン州ポンティアックで決行された。
3回にバッティングで右瞼をカットしたアレキサンダーが10回に再びバッティングで左目付近を痛打。試合続行不可能と判断され、負傷判定でブラッドリーが王座を統一した。スコアは97対93、96対95、98対93で3者ともブラッドリー。

サウスポーながらジャブを多発するアレキサンダー大王。ペース支配に加えて狙いすました右アッパーを入れ続けたファン・ウランゴ(コロンビア)とのV1戦(8回1分12秒TKO勝ち、2010年3月6日@モヒガンサンカジノ)は出色のデキだった。
しかしながら、この試合では攻撃の起点となる右ジャブがあまり機能しない。身長、フットワーク、リズム感では相手を上回るものの、軸のぶれないブラッドリーの左ジャブの方がむしろ当たる。

対サウスポーでも難なくリードを突くブラッドリーは、ジャブから右フックに繋げる際に必ず距離を詰める。スウェーで右フックを外されようと懐に入り、相手の上体を起こす。圧倒的に有利な体勢をつくったところで、回転の速いショート連打を飛ばす。

ブラッドリーのプレスに押され気味のアレキサンダーは3回のカットも重なりバックステップ、クリンチの頻度が増える。中盤、シャープな左カウンターで挽回に出るが、重心が後ろに残り気味でタフなブラッドリーには通じない。

終始ペースを支配したブラッドリーの明白な勝利だが、得意とするショートレンジでの連打にしてもパンチの精度、威力は物足りない。両者通じてダメージングブローはほとんどなく、バッティングによる結末といい、期待された好試合とはならなかった。
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by the_leaping_hare | 2011-03-11 02:44 | Box

山中vs岩佐

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「日本バンタム級タイトルマッチ」(2011年3月5日@後楽園ホール)
王者:山中慎介(帝拳)○TKO10回1分28秒●同級1位:岩佐亮佑(セレス)

今春のチャンピオンカーニバルの目玉カードは、期待以上の好試合となり、王者・山中慎介が最終回ストップ勝ち。“Eagle Eye”岩佐亮佑との無敗対決を制し、初防衛に成功した山中はこれで8連続KO勝利。世界初挑戦へ秒読みに入った。

両者とも身長170センチのサウスポー。仕留めの精度は共に高いが、それが硬質の左ストレートに集約される山中に対し、スピードに恵まれトリッキーな動きもできる岩佐の方が戦術の幅は広いように見える。
しかし、この試合では両者の「経験」が勝敗を左右した。数字上のプロキャリアではない。「サウスポー対サウスポー」の経験である。
岩佐は今回がプロ初のサウスポーとの対戦。これまで自らが優位性としてきたものに対峙しなければならない。サウスポーの特異性を知り尽くしたような師、元WBA世界Sフライ級王者・小林昭司(セレス小林)会長の指導の下、対策は施してきただろうが、実際のところ、山中クラスの相手を練習段階で用意することは簡単ではない。
一方で王者陣営。ジム内を見渡しただけで西岡利晃、粟生隆寛、下田昭文というサウスポーの世界王者3人。環境の違いは言うまでもない。

「左対左」ということで挑戦者は右リードを重視したように見えた。その成果は右の突き合いを有利に進め、左クロスを当てまくった序盤の優勢として表れたが、同時にポジションの固定、サイドへの動きを制限することにも繋がった。
これは縦の動きで勝負する山中にも不都合ではなく、このエリアなら引き出しの数でも負けていない。序盤のピンチを乗り切ると左ストレートを長短上下に打ち分け、挑戦者にダメージを重ねる。右ジャブに限らず、1発目のパンチからできるだけ当てようとする挑戦者と、1発目はミスブローでもいいという王者の意識の違いは望まざるも両者の距離を縮めることになり、ペースは山中に傾いていった。
それにしても、3回までの岩佐は一気に倒し切ってしまうのではと思えたほどのパフォーマンスだったが。

山中は南京都高3年時の00年、とやま国体フェザー級少年の部で優勝。準決勝では習志野高1年だった粟生隆寛にポイント勝ちしている。その後の主要大会を総ナメして史上初の「高校6冠」となる粟生に高校段階で最後に土をつけた選手だ。岩佐は習志野高で粟生の5学年後輩。高校時代は3冠を獲得している。
両者を繋ぐその存在。リングサイドで観戦していた粟生は決着後、エプロンサイドに駆け上がって泣きそうな顔で勝者と歓喜の抱擁を交わしていた。

リング上での勝利者インタビュー。
「1位の、最強の岩佐君とやったんで、まあ自分の中では日本で敵がいないと思っているんで、もう本当世界戦やりたいです。できればまあ亀田君とやりたいですけどね」
山中vs岩佐。勝者の次戦と、敗者の未来に注目だ。
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by the_leaping_hare | 2011-03-05 23:59 | Box

エディとチャンプ

28日1時45分から関テレ(フジ系)で「エディとチャンプ〜老トレーナーの熱い闘い〜」という番組がたぶん関西地区だけでしょうが再放送されていました。
エディとは日本で6人の世界王者を育てた米国人トレーナーのエドワード・タウンゼント氏であり、チャンプ(番組中では「少年」という呼称が使われる)とはエディ最後の弟子である現井岡ジム会長・井岡弘樹氏のこと。

番組は87年11月21日に放送されたもの。井岡は同年10月18日、東大阪市の近畿大学記念会館でマイ・トンブリフラム(タイ)との決定戦を制し、新設のWBC世界ストロー級王座を獲得しました。現在も破られていない18歳9ヶ月での国内最年少記録、当時国内最短の9戦目での世界王座獲得でした。番組はこの一戦に向かう、18歳のボクサーと73歳のトレーナーの姿を追ったドキュメンタリーです。過去の映像やふたりの経歴等の説明はほとんどなく、試合のシーンをも含めて87年の「エディとチャンプ」だけを映し出します。
24年の時を経て、この王座を甥の井岡一翔が“奪還”したからでしょうか。このタイミングでの再放送。貴重な映像、もちろん録画しました。

井岡が世界王者になり、東京・中野本町の自宅に帰ったエディが入院したことを伝えて番組は終わります。エディは既に末期の直腸癌に蝕まれていましたが、極度の疲労で入院したということになっています。当時、病状を知らされている人が限られていたからだと思われます。
翌88年1月31日、大阪城ホールでの井岡の初防衛戦。迎える挑戦者は同級1位でIBF王者でもある李敬淵(韓国)。寝たきり状態の中、試合に向かったエディは開始直前に意識を失い緊急搬送されます。そして井岡は魂の最終回TKO勝ち。病院に駆けつけた井岡が勝利を報告した直後、エディは息をひきとります。こちらの感動的な物語は「NHK特集 エディ〜老トレーナーと19歳の世界チャンピオン〜」に詳しいです。
久々に「遠いリング」も読んでみようと思います。
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by the_leaping_hare | 2011-02-28 22:56 | Box

信じている拳

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「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(2011年1月31日@有明コロシアム)
王者:内山高志(ワタナベ)○TKO8回終了●同級4位:三浦隆司(横浜光)

過去の世界戦で完勝してきた内山がようやく強敵を迎えたかとも思ったのもつかの間、一度は発表した暫定王者ホルヘ・ソリス(メキシコ)との統一戦の交渉をまとめることができず、前座に出場予定だった日本王者の三浦を代替挑戦者に立ててのV3戦。三浦の日本王者としての実績には申し分なく、さらには強打者だけに、番狂わせの可能性がないわけではないが、失望感は否めない。この日、有明でのダブルタイトルマッチ。出場4選手が全員日本のジム所属となってしまった。

右構えの内山と左構えの三浦。小細工なしに真っ正面からプレッシャーをかけ、左強打を振っていく挑戦者を淡々と捌く内山。硬質の左ジャブで無防備な三浦の顔面を叩き、2回には早くも挑戦者の右目付近が変形を始めた。内山が完全にペースを握ったように思えた序盤戦。しかしその流れで迎えた3回、波乱が生じる。

そこまで少々距離のあるところから被弾覚悟で左クロスを振りながら入ってくる挑戦者に対し、打ち終わりにもジャブを当てる、立ち位置を変えるという丁寧な組み立てで対応していた内山が正面から左を直撃される。真下に落下するようなダウン。これほど硬質のパンチを打つ内山は打たれたらダメージを残す体質ではないかと思っていたが、冷静な対応でピンチを乗り切ったのはキャリアの為せる技か。

チャンスを迎えた三浦だったが、そこでも頼れるのは左の単発強打のみ。確かに強いパンチだが、打ち出しの距離も当てる距離も限定される。結局、追撃に失敗し、その後もジャブを浴び続けた。そして右目が完全に塞がった8回終了時のインターバル、賢明な判断でギブアップすることとなった。

ダウン時のダメージ、右拳の負傷をそれほど悟らせなかった内山はさすが。あまり世界戦ではお目にかかれない“左一本”でのKO劇。ソリスとの統一戦が困難なことが明らかになったのは残念だが、今後、魅力あるカードの実現を待ちたい。
テレ東の放送はSフェザー級戦は生中継、Sバンタム級戦はディレイ。レポーターに大橋アナが復活していたようだが、姿が映らなかったのは残念だった。
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by the_leaping_hare | 2011-02-27 23:59 | Box

Can you hit the target?

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「WBA世界Sバンタム級タイトルマッチ」(2011年1月31日@有明コロシアム)
王者:李冽理(横浜光)●判定○同級6位:下田昭文(帝拳)

チャレンジャーが勝つには身体能力と序盤の強さを弾けさせたKO勝ちしかないかと思っていたが、そういった傾向の試合と言っていいかな。いや、結果は挑戦者の明白な判定勝ちなのだが。

戦術変更もマインドコントロールも効かず自滅癖のある挑戦者は、この王者が最も得意とするタイプではないかと思った。序盤の失点は想定内で挽回が可能。そういった展開も描けたが、試合は立ち上がりからリードした挑戦者がほぼ一方的に押し切った。つまり王者の落ち着きは、挑戦者の勢いを誘発させる結果を導いた。KOで終わらなかったのは王者の意地と、攻撃力の割には甘い挑戦者の詰めといったところだろう。おれの採点は3回がイーブン、7回のみ王者のラウンドで、108対119で下田の圧勝。

右構えの李と左構えの下田。積極的に攻めてくる下田の左ストレートの打ち終わりに李は右ストレートのカウンターを狙った。その試みは3回終了間際に一度だけ成功し、鮮やかなダウンを奪う。
立ち上がってきた時の下田の呆然とした表情からしてもう少し時間があればフィニッシュが可能だったかもしれないが、ゴングに断ち切られる。さらにこの場面の直前に李は最初のダウンを喫しており、下田の左クロスをカウンターでまともに浴びたダメージが少なからず残っていたことも痛かった。インターバルで回復した下田に4回開始直後にはあっさりペースを戻される。この回、李は故意ともとられかねないバッティングで下田の右目上をカットさせるが、流れは変えられず。以後は粘るだけのボクシングになってしまった。5回には不用意に左アッパーを打って出たところに画に描いたような左カウンターを合わされて大ダメージを負うダウン。8回にもバランスが崩れたところをスリップ気味に倒された。
李は右カウンターを打ちやすいように右拳をかなり低い位置で構えるが、下田のパンチ速度に付いていけず、これもディフェンスの破綻に繋がった。徳山昌守のような強い左ジャブでもあれば話はまったく違ってくるのだが。

下田はKOこそ逃したが、終盤も集中力を切らさず、大差判定勝ち。
入門の経緯からして帝拳の大半の選手とは異質の新王者。キャリア育成も帝拳特有のものから外れていたが、敗北の経験も含めてそれが大一番で活きたように思う。まだまだ穴も危うさも見えるが、それがまた下田昭文の魅力でもある。帝拳にベルトが増えるのは気に食わないが。暫定王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)との統一戦実現できないか。ミスター・ホンダ、お願いします。
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by the_leaping_hare | 2011-02-26 23:59 | Box

井岡会長キューピー

2月11日、神戸。
「あしたのジョーピー」購入後、向かった先はポートアイランドのワールド記念ホール。会場限定の「井岡会長キューピー」を不覚にも買ってしまいました。一翔Tシャツよりも売れ行きは良かったように思います。
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それにしても見事な戴冠劇でした。よく考えてみると、デビューから全試合を会場観戦した選手が世界王者になるのは今回が初めてです。
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by the_leaping_hare | 2011-02-24 02:50 | Box

あしたのジョーピー

「あしたのジョー」について語らせると少々長い熱狂的なファンである。
映画「あしたのジョー」の公開日も劇場で販売されているグッズをすべて買い占めても良かったのですが、一番の目玉商品である「矢吹丈トランクス」は既に持っている。では、何を買うかと考えてみたのですが、これだというものがありませんでした。結局、「あしたのジョーピー」なるものを買ってしまいました。
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by the_leaping_hare | 2011-02-23 23:59 | Box

フィリピンの閃光

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「WBC/WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(2011年2月19日@マンダレイベイイベントセンター)
王者:フェルナンド・モンティエル(メキシコ)●TKO2回2分25秒○元2階級王者:ノニト・ドナイレ(比国)

早くも本年度の“Knockout of the Year”確定でしょう。
長谷川穂積(真正)を撃破して軽量級最強の地位を固めつつあった3階級王者“Cochulito”モンティエルを“The Filipino Flash”ドナイレが僅か325秒で粉砕した。2回、モンティエルに右クロスを打たせておいてテンプルへの左フックのカウンター一撃。右膝から崩れたモンティエルは仰向けに倒れて四肢を痙攣。この状態から立ってくるモンティエルも凄いが、試合を再開したラッセル・モラはちょっと無茶だった。無反応のメキシカンにドナイレが左フックを打ち込んだところでストップ。寒気を覚えるようなKO劇でドナイレがマニー・パッキャオ(比国)、亀田興毅(亀田)に続く東洋人3人目の3階級制覇を達成した。
なお、使用グローブはモンティエルがレイジェス、ドナイレがエバーラスト。モンティエルのシューズはミズノだった。

両者とも1発目から強いパンチを当てることができるカウンターの名手。左フックを得意としているところも共通するが、タイプは少々異なる。タイミングでカウンターをとるモンティエルに対し、ドナイレはスピードでカウンターを合わせてくる。目の良さとパンチのスピードに絶対の自信があるからフェイントをさほど必要とせず、逆にフェイントに惑わされることもない。熟練の技巧でスピード差をなきものとする今回のような相手にも自在にカウンターを叩き込める。
初回に左ボディを見せておいて、2回に顔面への左フック一閃。そこまでそれほど出していないモンティエルの右クロスにカウンターを合わせてしまう反応速度とその破壊力。これは超人的とでも言うしかない。

偉大なる先人マニー・パッキャオが開拓したフィリピンからのアメリカンドリーム。その栄光への道を着実に歩むドナイレ。この勝利で実績、インパクトでもパッキャオが03年にマルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)を倒した段階を超えたか。
長距離から飛んでくる右ストレートと左フックが手に負えないため、ドナイレを攻略するには接近戦以外思い当たらないが、それも至難の業。ガードを固めて頭を下げて突っ込んだところで左アッパーを直撃されて終わりだろう。

昨年12月26日、さいたまSAでの「亀田祭り」を現地で観戦したドナイレ。ぜひとも日本のリングに上がってほしい。長谷川穂積、西岡利晃、下田昭文、亀田興毅と対戦相手としての“有資格者”は4人いる。日本選手の勝機はとても見出せないが、それでも見たい“世界”がある。
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by the_leaping_hare | 2011-02-22 05:59 | Box

1967クロスカウンター

1月末に発売された「1967 クロスカウンター 雑草と呼ばれたチャンピオン小林弘」(太田出版、菅淳一著)を一気に読んだ。それにしてもカバーのモノクロ写真が渋すぎる。
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日本が生んだ6人目の世界王者である元世界Jライト級王者・小林弘氏(現・小林ボクシングジム会長)の半生を綴ったノンフィクション。ニッポン放送AD、出版社、広告代理店などの職歴のある54年生まれの著者は87年春に小林と出会ったと文中にある。原稿を読んだ片岡鶴太郎の推薦があり、この度、刊行されたということだ。

「世界王者・小林弘」はおろか「解説者・小林弘(72〜88年まで日テレで解説を担当)」でさえもリアルタイムでは知らないおれのような世代にとっては驚くような話がたくさん出てきて惹き込まれた。父親を知らず貧困を極めた幼少期、エキセントリックなジム会長、僅か10日やそこらのインターバルで繰り返されるハードなマッチメイク、史上初の日本人同士の世界タイトルマッチ、6度の防衛、75戦の途方もないキャリア、日本のリングで初めてレイジェスのグローブを使用した選手、雑草の男、クロスカウンターの名手。単に事象を記しただけでなく、そこに本人しか知り得ないエピソードが絡んでくるので読み応えがある。

題名の「1967」という数字は小林が世界Jライト級王座を獲得した年。
ここでいう「クロスカウンター」とは、オーソドックス同士が対戦した場合、相手の左パンチを左にヘッドスリップして外すと同時に相手の左肩越しに打ち込む右パンチ。これは小林の必殺パンチであり、メキシコの名伯楽ルペ・サンチェスとの出会いがあった66年夏の中南米遠征で会得したものとされる。

67年12月14日、小林弘が蔵前国技館で“精密機械”と呼ばれた王者・沼田義明(極東)を12回1分56秒KOで沈めて世界王者となった翌日の15日、「週刊少年マガジン」にて「あしたのジョー」の連載が始まる。
68年5月、小林は梶原一騎の自宅に招かれ、クロスカウンターについて教えを請われる。そして、矢吹丈の必殺パンチが生まれた。
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by the_leaping_hare | 2011-02-21 08:18 | Box

よみがえる勝負の瞬間

2月20日18時からBS−TBSにて「よみがえる勝負の瞬間 世紀の日本人対決 薬師寺保栄vs辰吉丈一郎」なる番組が放送されるようです。
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1994.12.4−名古屋市総合体育館レインボーホール(現・日本ガイシホール)。“伝説の一戦”をノーカット放送、そして現在の両者が当時のことを振り返ると、番組紹介にあります。試合そのもの、薬師寺の回想はこれまで何度か出ているので、ここはやはり辰吉が何を語るかということに注目でしょう。
「プレミアム6・よみがえる勝負の瞬間」なる番組は1週前の2月13日の放送で初めて知ったのですが、この時は「ボクシング具志堅用高 カンムリワシ最強伝説」。デビュー9戦目で王者ファン・ホセ・グスマン(ドミニカ共和国)に挑んだ戴冠試合はフルラウンド放送。12回タオル投入で長期政権から陥落したペドロ・フローレス(メキシコ)とのV14戦(ラストファイト)まで貴重な映像と本人のメモワールが惜し気もなく披露されます。永久保存版。
映画「あしたのジョー」のためなのか、このところ真面目にボクシングに取り組んでいるTBS。このまま改心していただきたいものです。

本日のニュースを一点。

「47NEWSより」
「『WBA暫定』世界王者と認めず 乱立で日本コミッション」
乱立が目立つ世界ボクシング協会(WBA)の暫定王座について、日本ボクシングコミッション(JBC)が今後は世界王座として認定しない方針を固めたことが19日、分かった。28日のJBC委員長会議で協議する。世界ボクシング評議会(WBC)については従来通り認める。現在国内に世界暫定王者はいない。
暫定王座は本来、チャンピオンが負傷など正当な理由で防衛戦を長期間行えない場合に限って設ける。だが、タイトル戦の開催で承認料を得るWBAなどの世界統括団体は近年、正規王者が通常に活動していても暫定王座を設置する傾向にあり、一つの階級に複数王者が並立することが常態化している。特にWBAは最新ランキングで、全17階級中10階級も暫定王者がいる異常な状況だ。
JBCの安河内剛事務局長は「本来の意義と違って、ひどい状態。今までと同等に扱うわけにはいかず、JBCとしては世界タイトル戦として承認できない」と話した。
過去に日本のジム所属選手が獲得した世界暫定タイトルの記録は残る方向。
2011/02/19 19:28【共同通信】

JBCにしては良い決断だと思います。賛同します。
ただ、ひとつ気にくわないのがWBCは認めるというアンバランスさ。WBCはやはり帝拳が絡むからなのでしょうか。
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by the_leaping_hare | 2011-02-20 03:41 | Box