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山猿

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尼崎スーパーファイトvol.30

尼崎スーパーファイトvol.30_e0042386_2332730.jpgキリンカップ・コートジボワール戦にも目もくれず新大阪のメルパルク大阪で開催されたボクシングを観戦してきました。
この日は第一部・アポロジム主催,第二部・尼崎ジム主催の入れ替え制の二部興行。アポロのつまらん興行など興味ないので,おれは第二部のみ参戦。まあ,これもたいした興行じゃないけどね。日本Sウェルター級4位・野中悠樹(尼崎)×同級12位の如月紗那(六島)のメインなどに土曜日の夜,それも雨の中,わざわざ足を運ぶのは余程の物好きでしょうな。

一応ランカー対決のメインはどうでもよくて,おれが観たかったのは第6試合に出場した昨年度のSバンタム級新人王西軍代表の村澤光(尼崎)。昨年の予選段階から目を付けていた選手で「新人王間違いなし。MVP候補」とおれが絶賛していたところ,昨年12月の全日本新人王決勝戦ではいいところなく東軍の古口学(古口)に2回KO負け。「おめえの目もアテにならんのお」とかなり言われたものだ。
一階級上げて再起した村澤のボクシングスタイルが大きく変わっていることにまず驚かされる。脇を締めてガードを立ててブロッキングを多用する。これまではフットワークと柔らかいボディワークに頼ったカウンター・パンチャーだったが,敗戦を経てより現実的なスタイルを選択したようだ。それでいて左ストレートのキレと当て勘の良さは健在。ステップインして左ストレート→右フックという攻撃で打ち勝った。KO負けを喫したことでパンチを怖がったりする部分が出ないか不安に思っていたが,まったく問題なかった。見ている方が「危ねえ」とヒヤヒヤするようなタイミングでパンチを打っていく。
相手の井川拓也(黒潮)という選手がなかなか気持ちの強い選手だったこともありダウンを奪うことはできなかったが,1ポイントも失うことなく大差判定勝ち。不必要にパンチを貰いすぎる点など課題は少なくないが,再起戦としては合格だろう。引き続きこの18歳に注目していきたい。
その他の試合は特に印象なし。長谷川穂積,高山勝成とともに真正ジム立ち上げ時のメンバーである山田卓哉は,パンチの正確性で上回り橋本泰治(尼崎)に中差判定勝ち。しかしヤマタクはパンチがなさ過ぎて試合が盛り上がらない。メインでは洲鎌栄一,仲宣明なき後の尼崎ジムの“大将”野中が中差判定勝ち。相手の如月紗那(きさらぎ・しゃな)というのは田舎のホストではないので,念のため。村澤を応援しているトミーズ雅が村澤の試合だけ観に来ていた。
by the_leaping_hare | 2008-05-24 23:58 | Box
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