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山猿

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虹色の計算士

そういうわけで行ってきました!「RADIOHEAD JAPAN TOUR 2008」@大阪市中央体育館。10月2日,二日目に参戦です。前日の初日はどうしても仕事で抜けられず選択肢は二日目しかなかったのですが,当日はバッチリ仕事も休んだし,14時過ぎまで寝ていたので体調も完璧。仕事絡みの電話がかかってくる可能性があったので,16時には早くも携帯の電源を切り,コスモスクエア行きの中央線に乗って大阪市中央体育館最寄りの朝潮橋駅に向かいました。問題は,まだチケットを入手してないということだ!
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96年に移転新装オープンしたこの会場におれが初めて足を踏み入れたのは98年の年の瀬。辰吉丈一郎がウィラポンにぶっ倒された試合だ。東京から18切符で向かった。メインも衝撃的でしたが,セミファイナルでは西岡利晃がダウン応酬のスリリングなファイトを笑いながらこなし,渡辺純一を2回1分55秒KOで沈めた寒気を覚えるような日本王座戴冠劇でした。
というわけでここで過去開催された世界戦9試合を記しておきます。

★96年8月13日 WBA世界Jフライ級
王者:山口圭司(グリーンツダ)○判定●同級2位:カルロス・ムリージョ(パナマ)
★97年2月25日 WBA世界フライ級
王者:ホセ・ボニージャ(ベネズエラ)○TKO7回2分49秒●同級6位:井岡弘樹(グリーンツダ)
★98年12月29日 WBC世界バンタム級
王者:辰吉丈一郎(大阪帝拳)●KO6回2分52秒○同級4位:ウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)
★02年11月26日 WBC世界フライ級
王者:ポンサクレック・クラティンデーンジム(タイ)○判定●同級2位:本田秀伸(グリーンツダ)
★04年1月3日 WBC世界Sフライ級,WBA世界Sフライ級
王者:徳山昌守(金沢)○判定●同級1位:ディミトリー・キリロフ(ロシア)
王者:アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)○TKO10回3分3秒●同級14位:小島英次(金沢)
★05年4月4日 WBC世界ミニマム級
王者:イサック・ブストス(メキシコ)●判定○同級14位:高山勝成(グリーンツダ)
★05年7月18日 WBC世界Sフライ級
王者:川嶋勝重(大橋)●判定○同級4位:徳山昌守(金沢)
★06年2月27日 WBC世界Sフライ級
王者:徳山昌守(金沢)○判定●同級1位:ホセ・ナバーロ(米国)

主催者発表ではありますが,最多観衆試合はボニージャ−井岡戦での1万人。関西では京セラドーム,大阪城ホールに次ぐ大箱です。

ちょっと話題がずれました。すみません。戻ります。
大阪の興行なので,ボクシングだろうとレディオヘッドだろうとお構いなしに会場前にはたこ焼きなどの縁日屋台が出る。
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会場には18時頃到着。上記の世界戦のうち8試合はメインアリーナで行われていますが,ブストス−高山戦のみは地下のサブアリーナでの開催でした。この日はママさんバレーが行われているようでした。レディオヘッドやってるすぐ下ではママさんバレー…おそるべし大阪…
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大会場で平日に2日連続開催ということで,当日券は余裕だろと思っていましたが,難なくゲット。アリーナはありませんでしたが,残っていてもスタンドを選ぶので関係なし。ダフ屋も結構いましたが,もちろん正規のルートで当日券を買いました。前売より500円高く1万円というのがちょっと不満でしたが。グッズ売り場にはTシャツ11種類。カッコ悪くても買ってましたが,実にクールでした。あと,ライブ中にトムが水分補給するのに使っていたSIGGのボトルを買おうか迷いましたが,3500円は高えなということでパス。いよいよ入場しようとしたところ,「お願いします」とお姉さんに呼び止められて,どこかの“旅人”のようにエコ活動に熱心なトムが展開する地球温暖化問題のキャンペーンに賛同の署名をさせられました。
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そんで18:30の開演の5分くらい前に入場。まあ,想像通りというかスタンドは6割の入り。
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18:30から前座のModeselektorが始まる。前座から盛り上がってるのはキチガイと外人くらいなので,だらっと座ってたところ,なかなかカッコいいではないか,モードセレクター。おそらくBjorkであろう声がサンプリングされたラストで結構いい雰囲気になり,十分に前座の役割を果たしてくれました。
そんで今回はレディオヘッドのライブということでカメラはもちろん,写メ,ビデオカメラも撮影OKなので,近くで大騒ぎしながらビデオ撮影していた外人グループにおれらもカメラ向けられて困ったよ。

19時にモードセレクターが終わり,舞台設定とチューニングに入る。参考までにネット上で拾った初日のセットリストを記しておきます。

★08年10月1日 大阪市中央体育館
01. 15 Step
02. There There
03. The National Anthem
04. All I Need
05. Pyramid Song
06. Talk Show Host
07. Nude
08. Weird Fishes/Arpeggi
09. The Gloaming
10. Faust Arp
11. Videotape
12. Reckoner
13. Optimistic
14. Jigsaw Falling into Place
15. The Bends
16. Exit Music
17. Bodysnatchers
〜Encore 1〜
18. House of Cards
19. Climbing up The Walls
20. Paranoid Android
21. Dollars and Cents
22. Everything in Its Right Place
〜Encore 2〜
23. Like Spinning Plates
24. Lucky
25. Idioteque

会場もほぼ埋まった19時31分,いよいよスタート。
おお!いきなり「Reckoner」ではないか。美しすぎる。
メロディーは言うまでもなく,それ以上に感動的なのがライティングと映像の美しさ。今公演は二酸化炭素排出削減のため「グリーン電力証書システム」というものを利用しており,照明もLEDとのことなのだが,信じられないくらい繊細な雰囲気を演出していました。天井からガラス管のような円柱が何本も吊り下げられており,これが照明に反射して幻想的な光の芸術をつくり出す。円柱の後ろにはスクリーンがあり,オープニングでは真っ暗な会場にピンクの柔らかな光に包まれたステージが浮かび上がり,「Reckoner」が流れ出すという奮えるような瞬間でした。なお,この日のトムは赤パン。ステージにはチベット国旗などもある。
そういうわけで二日目のセットリスト。

★08年10月2日 大阪市中央体育館
01. Reckoner
02. Optimistic
03. There There
04. 15 Step
05. All I Need
06. You and Whose Army?
07. Weird Fishes/Arpeggi
08. The Gloaming
09. Videotape
10. Morning Bell
11. Faust Arp
12. No Surprises
13. Jigsaw Falling into Place
14. Idioteque
15. The National Anthem
16. Nude
17. Bodysnatchers
〜Encore 1〜
18. Airbag
19. Knives Out
20. Just
21. Where I End And You Begin
22. Planet Telex
〜Encore 2〜
23. Cymbal Rush / Fog
24. Karma Police
25. Everything in its Right Place

「Bodysnatchers」が終わったのが20時50分くらいで,終幕は21時30分くらい。
言っちゃ悪いが,完全に二日目の方が当たりです。「the bends」の曲を聴きたくて仕方ないというようなおれも大満足です。まあ,初日しかやらなかった曲で羨ましいってのは「Exit Music」ですな。

帰りは弁天町まで歩くのがベスト。
しかし前日だったら京セラ帰りの清原や長渕のファンとバッティングしていた可能性もあっただけにやっぱ二日目で正解だったね。
関東方面の方はどこかで「Fake Plastic Trees」を聴ける幸運な日が巡ってくることでしょう。おれが関東在住だったらさいたまSAよりも国際フォーラムに突撃します。
なお,10月5日のさいたまSAは後日,WOWOWで放送あり。楽しみです。
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by the_leaping_hare | 2008-10-04 06:00 | Music
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