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山猿

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輝く銀のヱビス様

輝く銀のヱビス様付きヱビスです。
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# by the_leaping_hare | 2011-02-25 04:29 | Food

井岡会長キューピー

2月11日、神戸。
「あしたのジョーピー」購入後、向かった先はポートアイランドのワールド記念ホール。会場限定の「井岡会長キューピー」を不覚にも買ってしまいました。一翔Tシャツよりも売れ行きは良かったように思います。
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それにしても見事な戴冠劇でした。よく考えてみると、デビューから全試合を会場観戦した選手が世界王者になるのは今回が初めてです。
# by the_leaping_hare | 2011-02-24 02:50 | Box

あしたのジョーピー

「あしたのジョー」について語らせると少々長い熱狂的なファンである。
映画「あしたのジョー」の公開日も劇場で販売されているグッズをすべて買い占めても良かったのですが、一番の目玉商品である「矢吹丈トランクス」は既に持っている。では、何を買うかと考えてみたのですが、これだというものがありませんでした。結局、「あしたのジョーピー」なるものを買ってしまいました。
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# by the_leaping_hare | 2011-02-23 23:59 | Box

フィリピンの閃光

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「WBC/WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(2011年2月19日@マンダレイベイイベントセンター)
王者:フェルナンド・モンティエル(メキシコ)●TKO2回2分25秒○元2階級王者:ノニト・ドナイレ(比国)

早くも本年度の“Knockout of the Year”確定でしょう。
長谷川穂積(真正)を撃破して軽量級最強の地位を固めつつあった3階級王者“Cochulito”モンティエルを“The Filipino Flash”ドナイレが僅か325秒で粉砕した。2回、モンティエルに右クロスを打たせておいてテンプルへの左フックのカウンター一撃。右膝から崩れたモンティエルは仰向けに倒れて四肢を痙攣。この状態から立ってくるモンティエルも凄いが、試合を再開したラッセル・モラはちょっと無茶だった。無反応のメキシカンにドナイレが左フックを打ち込んだところでストップ。寒気を覚えるようなKO劇でドナイレがマニー・パッキャオ(比国)、亀田興毅(亀田)に続く東洋人3人目の3階級制覇を達成した。
なお、使用グローブはモンティエルがレイジェス、ドナイレがエバーラスト。モンティエルのシューズはミズノだった。

両者とも1発目から強いパンチを当てることができるカウンターの名手。左フックを得意としているところも共通するが、タイプは少々異なる。タイミングでカウンターをとるモンティエルに対し、ドナイレはスピードでカウンターを合わせてくる。目の良さとパンチのスピードに絶対の自信があるからフェイントをさほど必要とせず、逆にフェイントに惑わされることもない。熟練の技巧でスピード差をなきものとする今回のような相手にも自在にカウンターを叩き込める。
初回に左ボディを見せておいて、2回に顔面への左フック一閃。そこまでそれほど出していないモンティエルの右クロスにカウンターを合わせてしまう反応速度とその破壊力。これは超人的とでも言うしかない。

偉大なる先人マニー・パッキャオが開拓したフィリピンからのアメリカンドリーム。その栄光への道を着実に歩むドナイレ。この勝利で実績、インパクトでもパッキャオが03年にマルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)を倒した段階を超えたか。
長距離から飛んでくる右ストレートと左フックが手に負えないため、ドナイレを攻略するには接近戦以外思い当たらないが、それも至難の業。ガードを固めて頭を下げて突っ込んだところで左アッパーを直撃されて終わりだろう。

昨年12月26日、さいたまSAでの「亀田祭り」を現地で観戦したドナイレ。ぜひとも日本のリングに上がってほしい。長谷川穂積、西岡利晃、下田昭文、亀田興毅と対戦相手としての“有資格者”は4人いる。日本選手の勝機はとても見出せないが、それでも見たい“世界”がある。
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# by the_leaping_hare | 2011-02-22 05:59 | Box

1967クロスカウンター

1月末に発売された「1967 クロスカウンター 雑草と呼ばれたチャンピオン小林弘」(太田出版、菅淳一著)を一気に読んだ。それにしてもカバーのモノクロ写真が渋すぎる。
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日本が生んだ6人目の世界王者である元世界Jライト級王者・小林弘氏(現・小林ボクシングジム会長)の半生を綴ったノンフィクション。ニッポン放送AD、出版社、広告代理店などの職歴のある54年生まれの著者は87年春に小林と出会ったと文中にある。原稿を読んだ片岡鶴太郎の推薦があり、この度、刊行されたということだ。

「世界王者・小林弘」はおろか「解説者・小林弘(72〜88年まで日テレで解説を担当)」でさえもリアルタイムでは知らないおれのような世代にとっては驚くような話がたくさん出てきて惹き込まれた。父親を知らず貧困を極めた幼少期、エキセントリックなジム会長、僅か10日やそこらのインターバルで繰り返されるハードなマッチメイク、史上初の日本人同士の世界タイトルマッチ、6度の防衛、75戦の途方もないキャリア、日本のリングで初めてレイジェスのグローブを使用した選手、雑草の男、クロスカウンターの名手。単に事象を記しただけでなく、そこに本人しか知り得ないエピソードが絡んでくるので読み応えがある。

題名の「1967」という数字は小林が世界Jライト級王座を獲得した年。
ここでいう「クロスカウンター」とは、オーソドックス同士が対戦した場合、相手の左パンチを左にヘッドスリップして外すと同時に相手の左肩越しに打ち込む右パンチ。これは小林の必殺パンチであり、メキシコの名伯楽ルペ・サンチェスとの出会いがあった66年夏の中南米遠征で会得したものとされる。

67年12月14日、小林弘が蔵前国技館で“精密機械”と呼ばれた王者・沼田義明(極東)を12回1分56秒KOで沈めて世界王者となった翌日の15日、「週刊少年マガジン」にて「あしたのジョー」の連載が始まる。
68年5月、小林は梶原一騎の自宅に招かれ、クロスカウンターについて教えを請われる。そして、矢吹丈の必殺パンチが生まれた。
# by the_leaping_hare | 2011-02-21 08:18 | Box